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深谷で漬物のプロが教える「なら漬づくり教室」 地元野菜、地酒の酒かすで

「なら漬」を紹介する鶴田健次社長

「なら漬」を紹介する鶴田健次社長

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 深谷産の白瓜と酒かすで作る「世界に一つだけ!老舗漬物屋から伝授!なら漬づくり教室」が7月23日、漬物店「マルツ食品」(深谷市岡部、TEL 048-585-3380)でスタートする。

「なら漬づくり教室」の完成品

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 幅広い世代に漬物への興味を持ってもらおうと、ぬか床から作る漬物教室や漬物と日本酒のペアリングを探すイベントなどさまざまな企画を提案しているマルツ食品。「なら漬づくり」は、漬物の中でも時間のかかる奈良漬の魅力を広め、さらに漬物に親しんでもらおうと2021年に初開催し今年で3回目。参加人数は年々増え、半数以上がリピーターで埋まっているという。

 プロの技を教えるのは鶴田健次社長。「手順さえ覚えれば、漬物は難しくない。本物の漬物の味や漬ける工程を楽しんでほしい」と話す。期間は約6カ月、全4回。初日は白瓜をカットして種取りを行い、天日塩と酒かすをすり込む下漬けを行う。下漬け後の管理はマルツ食品が行い、2回目以降は漬けかすを取り除いて新しい塩と酒かすで漬け込む作業を繰り返す。漬け具合を見ながら三温糖と酒かすでも漬け込みを行い、最終的には黒糖と酒かすで仕上げていく。

 1人分(1口)は原料の白瓜が約5キロ。完成すると約2.5キロになる予定。鶴田社長は「深谷市で採れた白瓜と県内の酒蔵から地酒の酒かすをぜいたくに使い、その他は厳選した天日塩と三温糖、沖縄産黒糖のみ。自分だけのこだわりの奈良漬ができる」と話す。作業は毎回、同社工場で行い、エプロンやマスク、三角巾を持参してもらうよう呼びかける。

 以前の参加者からは「一日体験じゃなくて、何度も通ううちに自分の『なら漬』に愛着が沸いてくる。変化していく姿が楽しみだった」「地元の野菜、地元の酒かすを使って作るなんてぜいたく。完成して達成感もあった」「誰かにあげたくなる」という声があったとう。

 参加費は1口=7,000円。申し込みは電話でまたはメールで受け付ける。

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