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熊谷の一乗院で「福々マルシェ」 キッチンカーやワークショップ、縁日も

「地域の憩いの場として気軽に訪れてほしい」とマルシェイベントを企画した

「地域の憩いの場として気軽に訪れてほしい」とマルシェイベントを企画した

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 「福々マルシェ」が7月2日、一乗院(熊谷市上之)で開催される。

「福々マルシェ」の案内チラシ

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 寺院を身近に感じてもらおうと、住職の福田裕光さんと熊谷市内でパン店「おばあちゃんの家 ぽろん」(上之)を営む江浦展子さんが主催するマルシェイベント。同級生という2人が、人々の交流の場を作り、地域の憩いの場としてお寺へ気軽に訪れてもらうきっかけにしたいと企画した。江浦さんは「ロケーションが素晴らしい。ここで何かできたらいいねと福田君を誘った」と話す。

 当日は境内や駐車場におむすびや焼き菓子、かき氷、カステラなどの飲食販売ブースやキッチンカーが並ぶほか、野菜、クラフト雑貨販売、アロマオイルやアクセサリー作りのワークショップ、ストレッチやラグビー体験、ヨーヨー釣り、めだかすくいなどの縁日コーナー、「鐘付き体験」「念珠(ねんじゅ)腕輪作り」も用意する。

 子どもから高齢者まで幅広い世代の来場を想定し、屋内にはオムツ替えや一時休憩所を用意。ハスの花を配りながら練り歩き、来場者の健康や安全を祈る法要も行う。イベントをサポートするハクワークスの白田和裕さんは「大人も子どもも多世代で交流して、寺院というパワースポットで元気に、楽しんでもらいたい」と話す。江浦さんは「悩みがある時、イライラした時に寺院に行くとなぜか落ち着く。これから先、何かあった時にお寺へ気軽に来られるように、きっかけを作っておいて」と呼びかける。

 毎月第1土曜に「写経の会」を開き、年末には訪れた人が打つ「除夜の鐘」が響く同寺院。福田さんは「近所に住んでいても、寺のことを知ってもらう機会は少ない。寺は怖いとか近寄りがたいと思われるかもしれないが、立ち入り禁止でもないし、堅苦しい場所でもない。昔は子どもたちが境内で遊んだり、近所の人が散歩で寄ってくれたりしていた。地域の皆さんが寺の門をくぐって、中へ入って来やすくなる環境を作っていきたい」とほほ笑む。

 開催時間は10時~15時。入場無料。

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