見る・遊ぶ

深谷シネマで映画「THEATERS」の監督・出演者があいさつ、 ミニシアター舞台に制作

深谷シネマの前で竹石館長と監督、出演者ら

深谷シネマの前で竹石館長と監督、出演者ら

  • 31

  •  

 深谷シネマ(深谷市深谷町、TEL 048-551-4592)で8月27日、映画「THEATERS」上映後に映画監督と出演者が舞台あいさつを行った。

映画「THEATERS」上映後に行われた舞台あいさつ。左から俳優の河野智典さん、近藤雄介さん、山口雄也監督、鈴木太一監督、沖正人監督、司会を務めた俳優の新宅康弘さん

[広告]

 実在する日本各地のミニシアター「深谷シネマ」(埼玉)、「シネマ・ジャック&ベティ」(神奈川)、「横川シネマ」(広島)、「御成座」(秋田)で、4人の監督が「映画館」をテーマに制作したオムニバス映画。作品ではそれぞれ閉館していたり、客が減っていたりと困窮するミニシアターの現状を映しながら、その土地と人々の日常も「映画館」を通じて描いている。

 舞台あいさつには、オール深谷ロケで行われた1話目「銀幕エレジー」の山口雄也監督、俳優の河野智典さん、近藤雄介さん、新宅康弘さんのほか、3話目「俺と映画と、ある女」の鈴木太一監督、4話目「colorful」の沖正人監督が登壇。作品やミニシアターへの思いを語り、撮影の裏話も飛び出した。

 山口監督は「深谷シネマは、酒蔵をリノベーションした映画館ということで、人は何度でもやり直せるという再生の意味を込めた作品にぴったりだった。この非常口を使ったからこそのシーンになっている」と舞台脇の非常扉を指さし、撮影を振り返った。親子役を演じた河野さんと近藤さんは「ミニシアターが舞台の作品が増えてほしい」とそれぞれ話した。

 都内から訪れた女性は「見応えがあった。やっぱり映画って、映画館っていいなと思った」と話していた。上映に合わせてミニシアターを巡っている来場者もいた。

 沖監督は「小さな映画だが、皆さまに何か刺さるものがあればうれしい。機会があれば1度だけでなく2度3度とミニシアターで見てもらい、良さを広めていただければ」と観客に呼びかけた。

 近年相次ぐミニシアター閉館を受けて「何かできないか」「文化発信の場所を残してほしい」と監督4人が2021年ころに撮影。新型コロナの影響で劇場公開を見合わせていたが、クラウドファンディングなどの支援を得て7月15日から全国で順次公開している。「多くの人に各地の映画館を知ってもらい、足を運んでもらいたい」として、応援を込めて上映したミニシアターには興行収入の一部とグッズなどの販売利益を全て寄付する。

 深谷シネマの竹石研二館長は「世界の多様な映画を上映するミニシアターが経営的に厳しい状況にある。今が踏ん張り時だと思っている。映画のある暮らし、映画のある街の姿を感じさせてくれる映画『THEATERS』をぜひ見てほしい。深谷シネマでお待ちしている」と話す。

 上映開始は14時20分。火曜定休。9月2日まで。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース