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東松山にどら焼きの店 定番から季節の果物など組み合わせ、皮だけ販売も

イベント出店を機に名付けた「ツバメ舎」は自宅に巣を作るツバメたちから。「毎年無事に育ってほしいと見守っている」とほほ笑む岡村さん

イベント出店を機に名付けた「ツバメ舎」は自宅に巣を作るツバメたちから。「毎年無事に育ってほしいと見守っている」とほほ笑む岡村さん

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 どら焼き専門店「どらやきツバメ舎」(東松山市)がオープンして3カ月がたった。

定番商品の「生どら」

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 これまで実店舗を持たず、「いなほてらす」(東松山市)、嵐山や滑川の農産物直売所、イベントなどに出店、販売していた店主の岡村美香さんが7月8日に開いた。住宅街の一角、約1.4坪の小型ガレージを活用した店舗でテイクアウト販売する。

 生地に使う卵は田中農場(深谷市)の「宝玉(ほうぎょく)」。中に入れるあんこは北海道産の小豆を炊いている。岡村さんは「生地はふんわり、厚みがあるのが特長で、ほめてもらうことが多い。濃厚で甘みのある卵をたっぷり使っている。あんこは甘さ控えめ」と話す。

 定番商品の「皮だけ」「どら焼き」(以上200円)「生どら」(250円)「チョコバナナ」(280円)「ラムいちじく」(300円)のほか、旬の果物などをコンポートにしてクリームやあんこと合わせ、季節ごとに新商品を提案する。「秋になってリンゴやさつまいもを使った商品が出てきた。商品は売れ行きを見て定期的に変更しているが、中にはお客さまの要望で復活した物もある。東松山には梨や栗など名産品があるのでメニューに取り入れていきたい」と意気込む。

 注文が入ってから豆をひきドリップで入れる「日替わりほっとコーヒー」(450円)は地元・東松山市のコーヒー豆専門店「coffee mameco」(東松山市六反町)「13 COFFEE」(東松山市下野本)から。紅茶や自家製シロップのソーダ類も用意する。

 オープンから3カ月がたち、インスタグラムを見たと迷いながら来店したり、イベントで知ったという人が来たり、口コミで評判が広がっている。岡村さんは「分かりにくい場所にあるので『やっと来られた』と探しながら来てくれる人や他店からの紹介でという人もいてうれしい。将来はカフェを併設したい」と話す。

 営業時間は11時~17時。火曜・木曜・土曜のみ営業。商品は要冷蔵で賞味期限は1~3日。

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