アニメに登場する「Nattou Cola(納豆コーラ)」をモチーフにした飲料「Nattoku Cola(納得コーラ)」の販売が10月30日、「道の駅おかべ」(深谷市岡部)で始まった。
アニメ「リーマンズクラブ」の舞台である深谷で活動中の「サンライトビバレッジ深谷商店街応援団」をサポートする学生ら
「納豆コーラ」は、深谷駅や深谷のネギ農家、深谷ビックタートルなどが登場するアニメ「リーマンズクラブ」で、主人公たちが勤務する企業「サンライトビバレッジ」が製造している劇中の仮想飲料。インパクトを重視し、主人公「白鳥尊」が好きなドリンクとして描かれている。
深谷市では、以前から地元舞台のアニメを活用して地域活性化を図るため、深谷商店街連合会と埼玉工業大学が「サンライトビバレッジ深谷商店街応援団」を結成。祭りや産業祭へ出展して地域域交流活動や商品開発を行ってきた。昨年発売したドリンク「ネギジンジャー」に続く新しい深谷土産を目指し、「納豆コーラ」をモチーフとした新商品を発売、PRする。
商品を企画、デザインした埼玉工業大学人間社会学部情報社会学科の本吉裕之研究室によると、納豆菌は炭酸に反応すると泡が発生してしまうため、「納豆コーラ」の商品化は不可能という。「ネギジンジャー」を作っている戸田乳業(小鹿野町)が製造。「自然のカルシウムとミネラルが豊富」というオリジナルコーラで、「納得の味わい=納得コーラ」と名付けた。
本吉准教授は「昨年、深谷市産業祭でリーマンズクラブのファンという小学生からネギジンジャーの次は何かと聞かれ、とっさに『次はコーラかな』と答えていた。1年越しでようやく誕生となった。販売場所は道の駅おかべから順次拡大したい。産業祭などのイベントにも出店する」と話す。
340ミリリットル入りで、価格は300円。道の駅おかべが販売し、売り上げの一部を深谷市「ふっかちゃん子ども福祉基金」へ寄付する。