行田花手水(はなちょうず)のイベント「忍城下・花手水タウン ~花と光に浮かぶワンダーキャッスル~」が12月2日、行田市内で行われる。
水鉢に色とりどりの花を浮かべる花手水。行田市では忍城や行田八幡神社、前玉神社、商店街、民家の軒先など市内約100カ所で花手水を用意して街中を彩っている。
「花手水のまちを花づくしにする」がコンセプトの「忍城下・花手水タウン ~花と光に浮かぶワンダーキャッスル~」は、毎月約2週間限定で開催している花手水イベント「行田花手水week」と月に一度のライトアップイベント「希望の光」に合わせて行う。
当日は、花手水をイメージした石けん作りや足袋工場見学など市内事業所でワークショップを行うほか、人力車や着物レンタルを用意。花手水をイメージしたオリジナル提灯(ちょうちん)を手に、街中を散策する「花夜散歩」、光と音のアートレーザーマッピングで忍城を演出する「忍城花手水夜燈」(18時から30分ごと4回)、忍城を舞台に、行田市観光PR隊「忍城おもてなし甲冑(かっちゅう)隊」が活躍する「花演武~Samurai×Ninja~」(1人=500円。17時45分から1時間ごと3回)も予定する。
市外から訪れた女性は「ライトアップは初めて来た。日中の花手水もすてきだが花手水以外にもあちこちに見どころがあって楽しい」と話す。
忍城でおもてなし甲冑隊の演武を観覧した家族の男の子は「殺陣がかっこよかった」と目を輝かせ、母親は「この演武を目当てに来た。見られて良かった」と話す。
同甲冑隊の成田長親総大将は「忍城に現れた忍者は敵か?味方か?われらは忍城を守れるのか?華麗なる演武をご覧いただきたい(以上、原文ママ)」と呼びかける。