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熊谷の老舗菓子店梅林堂で年賀状展 アートを身近に感じる機会を

「アートを身近に感じてほしい」と呼びかけるスタッフ

「アートを身近に感じてほしい」と呼びかけるスタッフ

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 熊谷にゆかりのあるアーティストの作品を集めた「アートとつながる梅林堂年賀状展」が1月6日、梅林堂箱田本店(熊谷市箱田、TEL 048-521-4651)ギャラリーで始まった。

相田みつをさん、中山晃子さんの作品を展示

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 展示するのは、1949(昭和24)年に創設し、書を「親しみやすい芸術」として普及している「熊谷市書人連盟」51人による年賀状書作品。主に2024年の干支(えと)=「辰(たつ)」をテーマに、文字や絵、紙を切り貼りして立体的に仕上げた作品などが並ぶ。一枚一枚に作者のコメントを添え、新年にちなんだ俳句、短歌を書いた作品もある。

 会場には、「アートを身近に感じる機会になれば」と、昭和40年代後半から菓子やしおりのデザインでつながりがあった書家で詩人の相田みつをさんの作品から、「辰年」「願」を使った年賀状(複製)を展示。生サブレ「やわらか」のリブランディング制作やパッケージデザインを手がける画家の中山晃子さんの「アートワーク」を使った年賀状も展示する。

 開催開始から1週間がたち、買い物ついでに見学する来店客や、毎年楽しみに訪れる人の顔も見られるという。来場者アンケートには「もらったら飾りたいと思う物がいくつもあった」「年賀状を面倒に思っていたが、続けたい気持ちになった」「来年はまねしたい」などの感想が寄せられている。

 栗原久直常務は「見た人がほっこり笑顔になるような、心温まる展示になった。新しい生活様式で人との関りが大きく変化した今、改めて思いを形にして贈る大切さ、人とつながる温かさを感じる機会になれば」と話す。

 開催時間は10時~18時。入場無料。今月31日まで。

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