小学生を対象にした仕事体験イベント「おしごと探検隊」が8月1日、熊谷市鎌倉町周辺で行われた。
「ゆうびんやさんカード」を手に、それぞれ異なる宛先の店へ手渡しで届ける郵便配達体験
地元商店や事業所が連携して企画運営。当日は9時から鎌倉町郵便局で配布した「ゆうびんやさんカード」を手に、それぞれ異なる宛先の店へ手渡しで届ける郵便配達体験をはじめ、菓子店でのかき氷づくり、精肉店でのコロッケ串刺し体験、パーソナルトレーニングジムでのスポーツトレーナー体験、生花店でのフラワーアレンジメント作りなど、11の店舗や事業所が体験を用意した。子どもたちは事前配布されたマップと予定表を手に、興味のある体験先を組み合わせながら鎌倉町通りを巡った。
時計・宝飾の「タニダ」では、時計に使われていた歯車などの廃パーツとレジンを使ったオリジナルキーホルダー作りを行った。参加者は思い思いの色を選んでパーツを配置し、UVレジン液で固めて作品を仕上げた。埼玉県信用金庫では、お金の歴史と価値について学ぶ講座「お金の学校」を開き、100万円あったらをどう使うか、実際にお札プリントを手にして考え、「つかう・ためる・ふやす」に分配する参加者の姿があった。
ファンスタイル一級建築士事務所では、建築士が普段の仕事で使っているCAD(設計ソフト)で、「将来住んでみたい家」をテーマに線を引いて間取りを描く作業を行い、建築の仕事の一端に触れた。教育事業のAEA(All education academy)は、名刺やロゴデザインを考えるアイデアプランナー体験を行い、英語を交えながら子どもの興味を引き出し、文字やイラストで自分を伝える作業に取り組ませた。
各店が専門性を生かしたメニューを提供し、子どもたちは、普段立ち入ることのない職場や日常的に利用している店の裏側に触れながら、仕事の役割やお金の仕組みについて学ぶ機会となった。
開催のきっかけは、昨年個々店で企画していたワークショップを地域で同時に行いたいと、タニダの谷田卓也さんとファンスタイル一級建築事務所の森智弘さんが近隣店や郵便局に声をかけたことから。谷田さんは「体験して皆さんが笑顔になっていくことが良かった。毎年の恒例イベントにしたい」と話す。森さんは「どの職種も人材不足といわれているが、幼少期に体験しておくことで、子どもたちの将来の職業観を育む取り組みになれば」と話す。