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「行田春まつり」新旧交わる祭り、地域に関わる人を増やすきっかけに

「市民活動フェア2024春まつり」の来場を呼びかける

「市民活動フェア2024春まつり」の来場を呼びかける

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 「市制施行75周年記念事業 行田春まつり 2024」が4月6日、行田市の水城公園周辺で行われる。

「行田春まつり」昨年の様子。左上から時計回りに来場者と忍城おもてなし甲冑隊の成田長親、「ぬまのほとりであいましょう」イベント、紙芝居「ホタルの一生」、市民活動フェアの活動発表と展示

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 行田春まつりは、忍城址(じょうし)の向かいにある「東照宮」で行われていた徳川家康の命日(4月17日)の祭礼をきっかけに、「権現祭」として地域で長く親しまれてきた祭り。昨年に続き、マルシェイベント「ぬまのほとりであいましょう」と市民活動団体の活動発表会「市民活動フェア」も同時開催する。

 公園通りで植木市やたこ焼き、焼きそばなどの約40店の屋台出店があるほか、ステージイベントでは、「忍城おもてなし甲冑(かっちゅう)隊」の演舞、行田市出身でシンガー・ソングライターの潮崎ひろのさんのコンサート、キッズダンス、よさこい演舞「忍藩鳴子會(かい)・響」などを予定する。

 「ぬまのほとりであいましょう」は水城公園を会場に、約60店が出店。ハンドメードの小物やアクセサリー、木工品などの販売や親子で参加できるワークショップを行うほか、おむすびやピザ、カレー、もつ煮、クレープ、焼き菓子、コーヒーなどの飲食販売を行う。ギターとバイオリン、歌のメンバーによるバンド「てあしくちびる」など6団体がステージ発表も行う。

 約30団体が参加する「市民活動フェア」は、「コミュニティーセンターみずしろ」の館内外で展開。活動紹介パネルを展示するほか、マジック披露、日本語と英語の2カ国語で上演する「行田の昔ばなしの語り」など、活動発表や自由参加型体験会、作品販売やゼリーフライ、豚汁、唐揚げなどの飲食販売もある。

 行田市市民活動サポートセンター事務局の松本奈尾さんは「春まつりとの同時開催により、市民活動団体の発表の場が春と秋の年2回に定着してきて、市内外の人に市民活動を周知してもらえる機会が増えた。活動団体同士のつながりが広がり、登録団体も増えている」と話す。「実行委員会ではフランクフルトを販売し、その売り上げで『市民活動フェア』ののぼり旗を作る目標も掲げた。当日は来場者と共に楽しんで開催できたら」と意気込む。

 行田春まつり実行委員の野本翔平さんは「伝統的な祭りを残しつつ、現代のイベントとコラボすることで、新しい形の祭りの可能性を探り、『行田春まつり』を地域に根付かせ続けていきたい。市内外のさまざまな背景を持つ人たちに来てもらうことで、地域と多様に関わる人が増えてほしい」と来場を呼びかける。

 開催時間は10時~16時。

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