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行田で「市民活動ウィーク」 イベントきっかけに協働のまちづくり参加へ

左から、市民活動サポートセンターの松本奈尾さん、地域活動推進課の黒澤麻美さん。オシゴト主催の菅井幸子さん、トークイベント参加の小林真さん、市民活動サポートセンターの田村裕子さん

左から、市民活動サポートセンターの松本奈尾さん、地域活動推進課の黒澤麻美さん。オシゴト主催の菅井幸子さん、トークイベント参加の小林真さん、市民活動サポートセンターの田村裕子さん

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 市民活動への関心を呼びかけるイベント「市民活動ウィークぎょうだ2023」が11月7日、コミュニティセンターみずしろ(行田市本丸、TEL 048-598-8616)1階で始まった。主催は行田市地域活動推進課。

トークイベントの様子

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 行田市内の市民活動を知り、関心を持つことで協働のまちづくりを目指す企画。市民活動をクローズアップしたイベントとしては初の試みとなる。地域活動推進課の黒澤麻美さんは「行田市内で活動している市民活動団体は60近くあるが、市民に十分に周知されていないのが現状。活動団体の横のつながりも少ない。まずは、個人や団体をつなぐきっかけになれば」と話す。

 会場内に20団体が活動紹介パネルを展示し、8団体が活動発表やワークショップを行うほか、「シニア共助担い手塾」や「協働のまち」について市とNPOの職員に向けた研修会などを開く。開催初日にパネル展示を見に来た女性は「一団体として市民活動しているが、まだ手探り状態。今日はパネル展示を見て、つながりたいと思う団体に出合えた」と話した。同日行われたトークイベント「Gyoda Fun Meeting」は、「忍のちいさなシゴトづくり」の講座を主催する「オシゴト」の団体が参加者と地域での活動について熱く意見を交わした。

 市民サポートセンターの松本奈尾さんは「日頃から、市民活動が楽しく、長くできるよう、相談に乗ったりチラシを作ったりしている。このイベントが、何かをやりたい市民や活動を広げたい団体の新たな一歩になってほしい」と話す。

 黒澤さんは「市民がどういった意識で暮らしているかは千差万別。そんな中で『行田市を良くしていきたい』と思っている個人や団体がいる。『自分の暮らすまちが良くなれば』という市民の思いに行政が全て応えるのは難しい。行政や民間、個人が協働でより暮らしやすいまちづくりを目指すことができれば。そのためにも、市民にさまざまな活動を知ってもらい、団体間の横のつながりも生まれることで、問題意識を共有し、一緒に考え、行動に移す意識が生まれるのでは」と来場を呼びかける。「ワークショップの無料体験などの申し込みや問い合わせは、活動団体担当者のほか、コミュニティセンターみずしろで受け付ける」とも。

 開催時間は9時~21時30分。今月14日まで。

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