行田市小針地区にある水田で現在、「田んぼアート」が見頃を迎えている。
2008(平成20)年に始まった行田市の田んぼアートは、「古代蓮(はす)の里」東側にある2.8ヘクタールの水田をキャンバスに見立て、色彩の異なる複数品種の稲を植え分けて文字や図柄などを遠近法で表現する。2015(平成27)年に「最大の田んぼアート」としてギネス世界記録に認定された。17回目となる今年のテーマは、世界で最も売れているビデオゲームとしてギネス世界記録に認定されている「Minecraft(マインクラフト)」。ギネス記録を持つ両者のコラボレーションが実現した。
6月の田植えには、2日間で1000人のボランティアと体験希望者が参加。背景色の「彩のかがやき」や白色の「ゆきあそび」、赤色の「べにあそび」、黒色の「ムラサキ905」の苗を植えた。今年は梅雨の時期も気温が高く推移したことが、稲の生育を後押しし、田んぼアートの水田では7月初旬から徐々に色鮮やかな図柄が浮かび上がっている。
水田に隣接する「古代蓮会館」の展望台(行田タワー)では、50メートルの高さから田んぼアートを眺めることができる。取材した7月16日、タワーから眺めると、ゲームの世界を思わせる立方体的でドット絵風のキャラクターや建物がちりばめられ、中央の塔には「行田タワー」の文字、ブロック状のキャラクターやアルファベットの文字もくっきりと浮かび上がっていた。
県内に住む女性2人組は「見るのは初めて。大きくて驚いた」「迫力があって、目の前に飛び出しているよう」と話し、県外から訪れた夫婦の夫は「昨年の『鬼滅の刃』も素晴らしかったが、今年はさらに色が鮮やかなのでは。角もしっかり出ている」と笑顔で話す。同財団古代蓮の里事業部によると、見頃は稲の生長に合わせて色も変化し、夏の間は青々として、秋には黄金色に輝き、収穫後もモノトーンのような雰囲気で見頃は長く楽しめるという。
7月24日からは、行田市が「足袋の街」であることにちなみ、古代蓮会館の入館者に数量限定で、「Minecraft」のゲーム内で使える限定アイテム「かみしもと足袋」がダウンロードできる特典付きステッカーを配布する。
古代蓮会館の開館時間は10時~16時(現在は蓮の開花期後期につき平日=7時~16時30分、土日祝=7時~18時30分。期間中無休)。入館料は、高校生以上=400円、小・中学生=200円。