熊谷市街地を流れる星川沿いで10月13日、かつてのシンボルロードを活用し周辺地域を盛り上げようと「星川夜市」が開催される。
同イベント実行委員会共同代表の山田廣和さんと木村俊太郎さんは、それぞれ別の商店街で店を構える店主。平成生まれの2人は子どもの頃、市内鎌倉町で開催していた「ナイトバザール」が楽しみだったという。「夜の町を歩くワクワクした感じ、星川で友だちと会うだけなのに楽しかった。今の子どもたちや大人にも楽しんでもらおうと夜市を企画した」と山田さん。今回が初開催となる。
「アットホーム」をテーマに、星川通りの星川広場から緑の広場までの一方向を利用して店が並び、夜の水面に明かりが浮かぶ「水辺の風景」を演出。サツマイモ専門店「芋屋TATA」やカフェ「tea drop(ティードロップ)」をはじめ、フードやクラフト販売、占いやセラピーなど26組が出店する。会社帰りや子ども連れ客が気軽に立ち寄り、星川を眺めながらお酒や食事を楽しんだり、日頃の疲れを癒やしたりする場所を提供する。
「商店街の垣根を越えて、熊谷周辺地域を盛り上げたい」と話す山田さん。市内の店舗だけでなく、実店舗を持たない活動団体やクラフト作家などとも連携し、熊谷周辺地域を紹介する場として考える。何か始めてみようと考えている人がチャレンジする場としても活用してほしい。市内には空き店舗もあるので、『星川夜市』から活動を広げてみては」と笑顔を見せる。
「アットホームな雰囲気で来場者も出店者も楽しめるイベントを目指したい」と木村さん。「来場者に楽しんでもらうのはもちろん、同じ思いを持つ出店者が集まり、出店者同士がつながる場を提供することで、商店街に新たな価値を生み出したい。将来たくさんの人でにぎわい、月に一度『星川夜市』に出掛けることが熊谷人のライフスタイルになれば」と話す。「次回は11月3日、今後も月一回継続して開催していく予定」とも。
開催時間は17時~21時。