熊谷駅南口から程近くの自家焙煎(ばいせん)コーヒー店「Naked Roasters coffee(ネイキッド・ロースターズ・コーヒー)」(熊谷市万平町)が1月5日、1周年を迎える。
店主の山口嘉康さん、未來さん夫妻が万平公園の向かいに昨年オープンした同店。店内はカウンター席を含む14席、テラスに6席を用意。完全熱風焙煎で生豆本来の良さを最大限引き出し、店名にもある「naked(ありのまま)」のおいしさを提供している。
「この焙煎機と豆に出合えたからカフェを開きたいと思った」と話す嘉康さん。熱を吸い込むことで豆を焼く「完全熱風焙煎」は、コーヒー本来のうま味を存分に引き出し、劣化しにくいため、入れる時の膨らみが長く続くという。
テークアウトもできるコーヒーは、嘉康さん自身が「好きな味」と薦めるNAKEDブレンド(480円)やエチオピア(530円)など、どれもバランスの取れた味が楽しめる。「入れたてはもちろん、時間がたっても、前日に入れておいてもおいしい。その日の気分で選んだり相談したりしてもらえれば」と笑顔を見せる。
オープンから1年、コーヒー好きや子連れのファミリー層など幅広い世代に人気でリピーターも多い。ハンドドリップによるコーヒーの提供のほか、長野県野辺山高原から仕入れる「ポッポ牛乳」を使用したカフェラテやカフェモカ、自家製レアチーズケーキなどのデザートメニュー、サンドイッチやクリームチーズトーストなどフードメニューのほか、「小さな子どもも来店できるように」と、オーガニックジュースなどキッズメニューも用意する。
未來さんは「以前働いていたコーヒー店からのお客さまや、小さい子をベビーカーに乗せて来店するママ、豆を定期的に購入してくださるリピーターなど、少しずつ口コミで広がっている様子。徐々に知ってもらえればうれしい」と話す。「焙煎の香りに誘われて来る方もいる」とも。
期日限定でアロマハンドリフレや編み物などワークショップも開き、コーヒーを楽しみながらのコミュニティーも広がりつつある。今後ハーバリウム制作も開く予定。
営業時間は10時~19時。日曜定休。