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熊谷で「#gomeうちわ祭R-1」 ボランティアの手を借り「日本一きれいな祭りに」

ふれあいネットワーク代表の長島利夫さんと市民活動支援センター学生スタッフ望月友貴さん

ふれあいネットワーク代表の長島利夫さんと市民活動支援センター学生スタッフ望月友貴さん

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 「熊谷うちわ祭」が行われる国道17号線で7月21日・22日、ごみの削減を呼び掛けるイベント「うちわ祭・de・クリーンアップ」「#gome(ゴーミー)うちわ祭R-1」が行われる。主催はくまがや市市民活動ふれあいネットワークなどで構成される実行委員会。現在、ごみ収集所スタッフとして、ボランティア参加を広く募っている。

「#gome(ゴーミー)うちわ祭R-1」のちらし

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 募集コピーは「あなたの『うちわ祭』の30分を日本一きれいな『熊谷のまち』にください」。関東一の祇園と称される祭りに集まる人々に、わずかな時間を使ってまちの美化に関わってもらおうと企画した。

 当日、ボランティアは持ち時間の前に「コミュニティひろば」(本町2)の祭本部でごみ袋を受け取り、持ち場のごみ集積所で「日本一きれいな祭りに」といったメッセージを呼び掛ける。同ネットワークの寺島悦子さんは「いろいろ試したり全国の祭りの実例を参考にしたりして、この方法がごみの削減にもっとも効果的」と話す。

 昨年の大きな国際的話題「#metoo」をもじった「#gome(ゴーミー)」は「私が(ごみ集積所に)行く」の意思表明。参加者が、自分のPRしたいことを表現できるようになっている。スタッフとして参加したい個人や団体は、市民活動支援センターに連絡。訴えたいメッセージを画像で同センターに送信すると当日の本部にA3版カラー印刷された#gomeボードが届けられ、集積所でPRできるほかSNSなどでも発信される。

 同センタースタッフの栗原謙一さんは「イベントチラシでも家族や仲間への言葉でも、花火大会の打ち上げメッセージをイメージしてほしい」と話す。#gomeボードは、7月6日開催の市民活動の祭りニャオざねまつりで使ったダンボール箱を再利用して作製される。

 2008年に始まった「うちわ祭DEクリーンアップ」は、会員で同ネットワーク会員で同年のうちわ祭大総代だった重竹淳一さんの発案で始まったという。行田市のものづくり大学が製作協力した護美山車をシンボルに、巡行パレードやMYうちわ、夜間のごみ拾いなどで環境保全をアピールしてきた。10年を過ぎて、スタッフの作業負担も過重に。昨年は護美山車の登場を取りやめた。同ネットワーク代表の長島利夫さんは「クリーンアップは21世紀のうちわ祭の歴史の一つ。新たな参加者がよりよい形で引き継いてほしい」と話す。

 4月当選の新人市議で、環境関連の委員会所属の中島千尋さんは「当日はどうしても地区の動きが中心なので、30分だけのボランティアは参加しやすい。うちわ祭での取組が、フードロスはじめ日常の無駄なごみを減らして、ものを大切にする心につながれば」と話す。熊谷ラグビー合唱団も市内のコンサートなどイベントで団員募集との両面チラシ配布で協力した。同団代表の臼杵健さんは「それぞれの立場を越え、『祭りのごみを減らす』というみんながいいと思うことを一緒に進めていくことこそ、ラグビータウン熊谷が掲げた『スクマム!クマガヤ』の精神。どんなことでもきっかけになればいい」と話す。

 同センター学生スタッフの望月友貴さんは「熊谷に19年住んで毎年うちわ祭に行ってても、護美山車は知らなかった。ぜひ復活させたいし、F1カーみたいな広告メディアとしての可能性もある」と話す。センター所長の小林真さんは「全国的にも、参加メンバーの高齢化や活動の固定化は市民活動の課題。歴史のある素晴らしい取り組みを新たなメンバー、方法での継承実例として発信できれば」と話す。

 参加申し込みや問い合わせは、市民活動支援センターがメール、SNS、電話(TEL 048-522-1592)で受け付ける。

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