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熊谷・老舗菓子店カフェで乳がん啓発イベント 落語で検診呼び掛け

三途の川の渡り賃の相場について笑いを交えながら話す介護亭楽珍さん。客席との間をアクリルパネルで仕切り、フェイスシールドをつけて高座に上がった

三途の川の渡り賃の相場について笑いを交えながら話す介護亭楽珍さん。客席との間をアクリルパネルで仕切り、フェイスシールドをつけて高座に上がった

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 NPO法人「くまがやピンクリボンの会」が11月29日、「梅林堂本店カフェTORAKICHI(トラキチ)」(熊谷市箱田)で乳がん検診啓発イベント「落語でクリスマスキャンペーン」を行った。

庭園で行われたフラダンス・ショー。カフェ客席から観覧した

 「1日3回の笑いで免疫力アップ」をテーマに、笑うことで免疫力向上を図り、乳がん検診の大切さを呼び掛けようと、老舗菓子店「梅林堂」とコラボ企画した同イベント。昨年に続き2回目。

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 5月10日の「母の日」に予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期。今回、感染防止策を講じて開催することを決めた。前回開催時には2公演で100人以上来場した会場の席数を半数以上減らし、事前予約制各回20人限定にした。当日は検温や手指消毒、マスク着用、換気、落語の高座にはアクリルパネル設置の対策を取り、華やかなフラダンス・ショーは庭園での演奏を客席からガラス越しに観覧するようにした。

 はじめに同NPO代表理事の栗原和江さんが熊谷市内のがん検診率と死亡要因ランキングを話し、乳がん検診やがん検診の大切さを説いた後、「笑うことで得られる効果もある。皆さんぜひたくさん笑いましょう」と会場に呼び掛けた。

 同カフェの庭園で優雅な踊りを披露したフラダンス・サークル「フラ・オハナ・カプアイビ」は、フラの曲のほか「虹の彼方に」などを演奏。来場者は華やかな衣装と踊りに表情を和ませ、曲に合わせて手拍子する場面もあった。出演メンバーは「イベントに出るのは本当に久しぶり。踊るだけでも楽しいが、発表の場があるとモチベーションアップにつながる、皆さんに見ていただけてうれしい」と話していた。

 続いて高座に上がったアマチュア落語家「介護亭楽珍(かいごっていらくちん)」さんは介護職従事者。創作落語「認知症」「三途の川の渡り方」を披露し、誰もが避けて通ることができない老いや死の話題を、テンポの良い笑いに変えて、介護や終末期に向き合うヒントをレクチャーした。楽珍さんは「いつかはと思っていても、なかなか自分ごととして考えにくい。不安や怖いイメージを変えて、気持ちが楽になるきっかけを作れれば」と笑顔を見せる。終了後には「久しぶりに笑った」「楽しい時間で、来てよかった」と楽珍さんに声を掛ける来場者の姿も見られた。

 梅林堂企画室長の栗原久直さんは「コロナ禍でさまざまなイベントが中止になり残念という声をお客さまから聞いていたので、対策して開催できたことは大きい。地域密着企業として刻々と変化する状況に対応しながら、このような文化的活動を続けて行きたい」と話す。