熊谷広域圏のニュースを配信する熊谷経済新聞の2020年PV(ページビュー)ランキング1位に輝いたのは、ソウルフードと言われている店舗の跡地画像を巡るSNSの反応を伝える記事だった。
7位の熊谷ラグビー場。来年1月17日には「パナソニック ワイルドナイツ」vs「NECグリーンロケッツ」が行われる予定
ランキングは今年1月1日から12月10日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位10位のランキングは以下の通り(カッコ内は掲載日)。
1. 「県民なら分かる、埼玉のソウルフード」 閉店した店舗跡がネットで話題に(7/14)
2. 行田・レトロ自販機「鉄剣タロー」閉店 惜しむ客、途切れず(6/1)
3. 熊谷・深谷の商業施設全館休業へ 政府の緊急事態宣言受け、「今できることをやろう」の声(4/7)
4. 地元に愛された「マミーマート熊谷店」、43年の歴史に幕 感謝のメッセージびっしり(3/16)
5. 熊谷の洋菓子店「ル コント ブルゥ」本店が移転 日本一の味と技術目指す(1/28)
6. アズ熊谷でウイルス対策商品販売続ける、「不安な気持ち和らげたい」(3/18)
7. ラグビー トップリーグ開幕 徒歩50分、熊谷ラグビー場は徒歩での来場呼び掛け(1/10)
8. 東松山に「中華そば 深緑」 セカンドブランドで「四つ葉」の緑、深める(11/2)
9. 熊谷・籠原のフランス菓子店で「ジェラートフラッペ」 地元素材の良さに着目(6/27)
10.東松山市農林公園に「丘の上のカフェHeuvel」 ヒマワリ7000本の眺望も(8/25)
1位は「このかつてどのような店であったか、分かる人は瞬時で分かる」と閉店した埼玉県のソウルフード店(かかし)がトレードマークの店舗跡画像で、ツイッターアカウント「日本トランスオーシャン(≠航空)」さんの投稿がネットで話題を集めたことを紹介した。
2位、4位は閉店を伝える記事。レトロ自販機「鉄剣タロー」は32年の、「マミーマート熊谷店」は43年の歴史に幕を下ろし、どちらも閉店を知った常連客や地元客らが惜しむ姿を取材、店側も客側も互いにこれまでの感謝を伝えた。
3位は新型コロナウイルス感染拡大で政府の緊急事態宣言時に注目が集まった商業施設の休館情報。6位にはマスク不足を不安視する地域の人々に必要な情報だった。
飲食店のオープンや季節商品販売の記事もランクイン。自粛生活が続く中でテークアウト商品を新たに開発したり、オンラインショップを立ち上げたりする飲食店や販売店が増え、席数減や営業時間短縮など実店舗の対応も変化していた。
7位は今年初めに行われたラグビートップリーグ開幕を伝える記事。「日本一、最寄り駅から遠いラグビー場」に徒歩で向かってもらおうと呼び掛け、試合当日は3000人以上が歩いた。
今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、マラソンや地域の祭、花火大会などさまざまなイベントが中止になるなど、かつてない異例の年だった。2021年もコロナ禍であることに変わらないが、熊谷経済新聞は「いまできること」を模索しながら進む熊谷広域圏の町や人々の動きを捉え、少しでも明るい気持ちになるようなニュースを届けていきたい。