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行田で「花手水」の取り組み広がる 限定御朱印、来月からライトアップも

パステルカラーで描いた花手水の限定御朱印、御朱印帳を頒布している行田八幡神社

パステルカラーで描いた花手水の限定御朱印、御朱印帳を頒布している行田八幡神社

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 「花手水」の取り組みが広がる行田市の行田八幡神社が現在、花手水を描いた「限定御朱印」を頒布している。

花手水のライトアップは手水鉢を水の中から照らす予定

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 昨年4月、新型コロナウイルス感染症の影響で自粛生活を強いられる人々に「悩みを抱えて参拝される方の癒やしになれば」と行田八幡神社が始めた「花手水」の取り組み。コロナ禍の中で暗い話題が多い時期に「癒される」「花の組み合わせがすてき」「いろいろあって楽しい」とSNSで話題になり、古くからがん封じ、ぼけ封じなどの「封じの宮」「目の神様」として知られる同神社に多くの人が訪れていた。来訪者の要望や近隣店や住民の「地域全体でもてなしたい」という思いが周辺地域にも広がり、10月からは八幡通り沿いの店先や民家の軒先、行田前玉神社などで毎月期間限定の「花手水Week」(次回の「花手水Week」は4月1日~14日)を開催している。

 同神社では限定御朱印を以前から頒布していたが、淡いパステルカラーで花手水そのものを描いたのは初めて。2月下旬に登場し、数量限定で頒布している。松岡俊行宮司は「参拝してくださる方に頒布している。皆さんにはコロナ対策をお願いし、混雑する場合は譲り合ってご参拝いただければ」と話す。

 市内では4月から毎月第1土曜(11月は第3土曜)限定で日没後に「花手水」のライトアップイベント「希望の光」が始まる。メイン会場となる行田八幡神社で境内と花手水周辺を幻想的な光で演出するほか、前玉神社、忍城、八幡通り商店街や近隣の家などに設置した花手水の手水鉢を水の中から照らし、ライトアップで夜の町歩きを楽しんでもらうという。

 現在「花手水」を行うのは行田八幡神社のほか前玉神社、八幡通り沿いの店や民家の軒先などおよそ50カ所、うち30カ所でライトアップする予定。4月1日からは新たに忍城とバスターミナル観光案内所にも花手水を設置、ライトアップする。同市観光協会担当者は「行田市を代表する観光スポット忍城址にも花手水を飾り『お城と花手水』という本市ならではの演出をスタートさせる。来訪者の方々はきっと非日常の世界を感じることができるはず」と意気込む。

 第1回目の花手水ライトアップ開催日は4月3日。開催時間は日没~20時。天候による中止あり。

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