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熊谷で女子プロサッカーWEリーグ 「ちふれASエルフェン埼玉」開幕戦

「WEリーグ」開幕戦をホームスタジアムの熊谷で迎えた「ちふれASエルフェン埼玉」スターティングメンバー ©ちふれASエルフェン埼玉

「WEリーグ」開幕戦をホームスタジアムの熊谷で迎えた「ちふれASエルフェン埼玉」スターティングメンバー ©ちふれASエルフェン埼玉

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 日本初の女子プロサッカーリーグ「WEリーグ」に所属する「ちふれASエルフェン埼玉」が9月12日、ホームスタジアムの熊谷陸上競技場(熊谷市上川上)で開幕戦を迎え、サンフレッチェ広島レジーナと対戦した。

ホームスタジアム「熊谷陸上競技場」で行われた試合の様子 ©ちふれASエルフェン埼玉

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 女子サッカーのレベルアップを目指す日本初の女子プロサッカーリーグ「WEリーグ」が開幕。「女子サッカー・スポーツを通じて、夢や生き方の多様性にあふれ、一人一人が輝く社会の実現・発展に貢献する」を理念に掲げ、女性活躍を意味する「Women Empowerment」の頭文字で「WE」リーグと名付けられた。試合前にはホームチーム「ちふれASエルフェン埼玉」の山本絵美選手が「私たちは、自由に夢や憧れを抱ける未来をつくる。私たちは、共にワクワクする未来をつくる。私たちは、互いを尊重し、愛でつながる未来をつくる。みんなが主人公になるためにプレーする」とクレド(行動規範)を宣言した。

 試合は前半序盤にサンフレッチェ広島レジーナのゴールで先制、直後に追加点を入れられるなど相手ペースに飲まれ、後半立て直して何度かシュートシーンを作るもののゴールまで至らず相手に3点目を入れられ、結果は0-3で敗れた。試合後、半田悦子監督は「結果は負けてしまったが、皆さんの声援のおかげで最後まで戦う姿は出せた。勝利をつかめるように準備していきたい」と意気込み、瀬野有希選手は「相手のペースにもっていかれて失点までつながってしまったが後半は立て直すことができた。得点を取り切れなかったのがチームの課題」と話した。熊谷での開幕戦について、荒川恵理子選手は「ホームタウンとして受け入れていただき本当にありがとうございます。初戦という大事な日にこのような結果になってしまい本当に申し訳ない。応援してもらえるチームを目指して頑張ります」と話した。

 この日の来場者数は1390人。サポーターやファン、家族連れの姿もあった。スタジアム前の飲食ブース「ダイニングルーム」には県内ホームタウンからスタジアムグルメが集結。熊谷市からは、熊谷駅前の「小さな洋食屋さん Bell Tree」と同競技場のある熊谷スポーツ文化公園近くの「珈琲工房香澄」などが出店した。試合前スタジアム周辺を散歩していた女性は「にぎやかだと思って来てみたら、女子サッカーの試合があるなんて知らなかった」と話し、子どもと観戦していた市内在住の男性は「いろいろなスポーツチームが熊谷に来てくれてうれしい。街の人たちや子どもたちが興味を持って応援したり実際にプレーしたり、相手チームのファンやサポーターの人たちにも熊谷を知ってもらい、相乗効果でにぎわうといい」と話した。

 全11クラブが参戦するWEリーグ。ホーム&アウェー方式2回戦総当たりのリーグ戦で優勝クラブを決定、来年5月まで全22節110試合が行われる。「ちふれASエルフェン埼玉」は次回9月20日、ジェフユナイテッド市原・千葉レディースと対戦。次のホームゲームは10月2日、マイナビ仙台レディース戦と続く。

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