熊谷の八木橋百貨店（熊谷市仲町）で9月15日、NHK大河ドラマ「青天を衝（つ）け」を紹介するパネル展が始まった。

パリ万博以降、帽子がトレードマークの吉沢亮（渋沢役）さんの等身大パネルも

　日本資本主義の父といわれる実業家、渋沢栄一の生涯を描く現在放映中のNHK大河ドラマ「青天を衝け」。8階カトレアホール前には、登場人物の紹介や出演者の等身大パネルの設置をはじめ、「渋沢栄一ってどんな人？」と題して、名言「官尊民卑の世は、承服できん！」に始まる年代ごとの出来事や考え方の変化などをパネルで紹介。パネルの横で記念撮影をしていた女性は「帽子をかぶった吉沢亮さん（渋沢役）の等身大パネルがあってうれしい」と話していた。「ドラマを見たことがない人でも分かりやすいのでは」とも。

　渋沢の出身地埼玉県深谷市は熊谷市の隣。話題の深谷市を近隣地域からさらに盛り上げようと今年ならではのイベントとして企画した。担当者は「ドラマの世界を体感してもらえれば」と話す。

　パネル展に合わせて22日から深谷市の観光物産展も開催。会場では渋沢栄一や深谷市イメージキャラクター「ふっかちゃん」などのグッズ販売、特産の「深谷ねぎ」を使った商品をそろえ、週末には「藍染め体験」があり、「ふっかちゃん」も遊びに来る予定。渋沢が立ち上げに関わった日本初の帽子ブランド「TOKIO HAT」（トーキョーハット）が出店し、帽子の販売会も行う。

　営業時間は10時～18時30分。入場無料。今月27日まで。