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花園IC近くにイタリア料理店 食感と小麦の風味自慢の自家製生パスタ主力に

イタリア語で「小さなヤドカリ」という意味を持つ店名。「世の中の変化や自分たちの成長に合わせて新しいことに挑戦していきたい」と店主夫妻

イタリア語で「小さなヤドカリ」という意味を持つ店名。「世の中の変化や自分たちの成長に合わせて新しいことに挑戦していきたい」と店主夫妻

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 イタリア料理店「Piccolo Paguro(ピッコロ パグーロ)」(TEL 070-3158-8960)が深谷市荒川にオープンして3カ月がたった。

緑に囲まれた店舗外観。外扉は現在閉鎖中のため、「ハーズクラシエ」店内から入る

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 場所は関越自動車道花園IC近くの生活雑貨店「HA-Z Classier」の一角。吹き抜け天井に天幕を張った店内は、木目調のインテリア、ペンダントライトで明るく開放的な雰囲気を演出する。店舗面積は21平方メートル。席数はテーブル22席。

 店主は、中学時代の同級生という鶴田謙太さん・知美さん夫妻。謙太さんは都内や神奈川のレストランで修業後、2019年に地元へ戻り、寄居町、深谷市、長瀞町で出店場所を探していたところ、昨年5月、買い物に訪れた際に店内を紹介されたことをきっかけに出店を決め、改装工事などを経て今年2月3日、オープンした。

 メニューは、「フレッシュバジルのトマトソースパスタ リコッタチーズ添え」(1,450円)、「日替わり本日のパスタ」(1,650円)、「特別メニュースペシャルパスタ」(1,850円)など。ランチタイムには自家製のフォカッチャが付くほか、1.5倍の「大盛り」(+300円)「ドリンクセット」(+220円)、パスタと前菜5種、フォカッチャ、自家製ドルチェ盛り合わせの「おすすめコース」も用意。ドルチェ、ジェラートも手作りする。浅いりから深いりまで一杯ずつ丁寧に入れるハンドリップコーヒーは、知美さんが担当する。

 謙太さんは「粉の配合にこだわった自家製生パスタを複数種類、用意している。見た目も食感も異なる生パスタは、乾麺にはないモチモチの食感と、口に広がる小麦の味を楽しめる。手作りで体に優しいイタリア料理を楽しんでほしい」と話す。

 店名の「ピッコロ パグーロ」はイタリア語で「小さなヤドカリ」という意味。「ヤドカリは殻で身を守りながら生活している。私たちに必要な『食』を通じて、おいしくて体に優しい時間を過ごしてもらい、大切な体のケアに少しでもお役に立てたらうれしい」「ヤドカリが体の成長に合わせて殻を替えるように、世の中の変化や自分たちの成長に合わせて新しいことに挑戦していきたい」との思いを込めた。

 謙太さんは「手作り料理を楽しみながら過ごしてほしい。イタリアではディナー前の夕方から飲食店に集まってお酒を楽しむ『アペリティーボ』という習慣がある。そんなイタリア文化が根付いてくれたら」とほほ笑む。

 営業時間は、ランチ=11時30分~15時、カフェ=15時~16時、アペリティーボ=16時~19時。水曜・木曜定休。

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