「ごみゼロマルシェ vol.1」が5月30日、熊谷駅前のまちなか交流拠点「I TO MA(いとま)」(熊谷市筑波)で行われた。
来場者が自宅から持参した容器に入れて販売。野菜の詰め放題はチラシを折った箱を使った
市民団体「ごみゼロくまがや」と熊谷市市民活動支援センターが、「5月30日=ごみゼロの日に、ごみを出さない、地球に優しいマルシェを」と企画した。マイボトルやマイバッグ、食品保存容器、タンブラーなどの持参を呼びかけ、無包装販売や量り売りを通じてごみの削減を体験してもらうのが狙い。
「ごみゼロくまがや」は、熊谷市内のごみ排出量の多さに危機感を持った中島あゆみさんが立ち上げた市民活動団体。市内の環境団体と連携して学習会などの機会を持ってきた。中島さんは「市民ベースでできる取り組みを広げたい」と話す。
当日は市民団体や個人の出店者ら約10組が出店し、パンやコーヒー、パスタ、焼き菓子を販売したほか、野菜、苗木、古本、雑貨販売、無料の給水スポットもあった。
野菜の詰め放題コーナーでは事前に用意したチラシや新聞紙で作った袋にタマネギやジャガイモを好きなだけ詰めて持ち帰ったり、来場者が自宅から持参した容器にパスタを入れて、会場のテーブルで食べたりする姿があった。コーヒー店は、自家焙煎(じかばいせん)のコーヒー豆を量り売りし、来場者が持参した容器やマルシェ側が用意した容器に豆を詰め替えるスタイル。入れ終わったコーヒーかすは段ボールコンポストで土に返すという。
出店者からは「無包装販売は販売する側も購入する側も相互理解が必要だが、今回のように衛生面のルールを守りながらチャレンジできる場があるのはありがたい」といった声も上がった。
中島さんは「ごみ問題だけでなく、食品衛生や事業としての成り立ちも含めて学び合う機会になった。今後も継続的にごみ削減の取り組みを続けたい」と意気込む。