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熊谷の吹奏楽団「MISHIRIX」が演奏会 コロナで延期、2年ぶりに

練習室(さくらめいと)でチラシを手に来場を呼びかける西尾代表

練習室(さくらめいと)でチラシを手に来場を呼びかける西尾代表

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 吹奏楽団「虹色MISHIRIX(ミシリックス)~奏~」が3月20日、熊谷文化創造館「さくらめいと」(熊谷市拾六間)で定期演奏会を開く。

吹奏楽団「虹色MISHIRIX(ミシリックス)~奏~」第15回演奏会の案内チラシ

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 同市立三尻中学校の卒業生や吹奏楽好きの有志が集まり、創立18年を迎える地域ぐるみの吹奏楽団。世代を超えた楽しい活動をモットーに、楽器経験者だけでなく初心者やブランクがある人など、小学生から大人までの多世代が参加する。

 同演奏会の開催は2020年7月を予定していた。新型コロナウイルス感染症の影響で延期し、2年8カ月ぶりの開催となる。

 代表の西尾元秀さんは「コロナ禍で環境が一変してしまった。イベントがなくなり、年1回の定期演奏会も延期。練習拠点の確保もままならず、このままだと地域から吹奏楽団がなくなるのではと危機感が募った」と振り返る。練習場所の使用許可を求めて市に掛け合い、コロナ対策を徹底しながら徐々に練習を再開した。医療従事者やエッセンシャルワーカーなど練習に出られないメンバーもいるが、再開を知って、元団員が遊びに来たり、過去に共演した中学校吹奏楽部の卒業生が入団したりした。見学・体験者も増えているという。

 当日、演奏するのは、アニメのテーマ曲「紅蓮華(ぐれんげ)」「紅蓮の弓矢」をはじめ、2012(平成24)年の吹奏楽コンクール課題曲「さくらのうた」、エルガーの代表作「行進曲『威風堂々第1番』」をロック調にアレンジした「威風堂々Brass Rock」のほか、「アラジンメドレー」「シーゲート序曲」「男の勲章」など9曲。「さくらホルンの会」がゲスト出演し、「天空の城ラピュタ」や「レ・ミゼラブル」「ドラゴンクエストより序曲」などを披露する。

 西尾さんは「本格的な吹奏楽曲からクラシックはよく知らないという人にも楽しんでもらえる曲までさまざまなジャンルの曲を集めている。2020年に公開された人気映画のテーマ曲や東京オリンピックを記念して選んだ曲も演奏する。いずれもこの2年間、温めてきた曲ばかり。演奏を皆が心待ちにしてきた」と笑顔を見せる。「当日会場で流す曲の紹介文はメンバーの手作り。曲に込めた思いも書いているので楽しみにしてほしい」とも。

 13時開場。14時開演。入場無料。

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