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行田で「和」をテーマにイベント 子どものワークショップも

チラシを手に「大人も子どもも楽しめるイベント。気軽に参加してほしい」と話す小杉さん

チラシを手に「大人も子どもも楽しめるイベント。気軽に参加してほしい」と話す小杉さん

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 「和ンダーランド埼玉」が5月3日から3日間、藍染体験工房 牧禎舎(行田市忍)で開催される。

半面の絵付けや機織りコースター作り、墨流し染め体験などワークショップを企画

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 和もの作家との出会いとものづくり体験の場として今年で10回目となる同イベント。新型コロナの影響で開催中止が続き、2019年以来2年半ぶりの開催となる。

 両日は、和の作家や工房が反物や着物、和小物を展示販売するほか、「墨流し染め体験」「藍染め体験」「草木染め体験」「キツネ半面の絵付け」「機織りコースター作り」「みつろうラップ作り」「アクセサリー作り」などのワークショップを開催。地域の子どもが結成した「こどもこはぜ部」による「レジンこはぜ」を使った「オリジナルグッズ作り」のワークショップも開く。

 「イベントのきっかけは『牧禎舎』を知ったことから」と話すのは企画した和ンダーランド埼玉事務局の小杉治さん。昭和初期に足袋・被服工場だった「牧禎舎」の敷地内には古民家の母屋と作業場があり、小杉さんは落ち着いた雰囲気に引かれたという。着物イベントなどで利用するようなり、「すてきな空間で何かできないか」と考え、着物の企画や和小物・和雑貨を作る作家の作品発表でも使うようになった。

 小杉さんは「地域の人に着物や和文化を提案しようと始めたイベントだが、回を重ねるごとに地域交流や子どもたちと触れ合える場としての重要性も感じている。ネットを通して遠くの情報をすぐに手に入れることができる世の中だが、近くのことは意外と知らないこともある。イベントが地元のよさや身近な場所の大切さを感じるきっかけになれば」と話す。「開催10回目の節目には、改めてイベントの役割を確認するようにしたい」とも。

 開催時間は10時~17時(3日は12時から、5日は16時まで)。入場無料。

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