暮らす・働く 学ぶ・知る

深谷の企業献血イベントに146人 地元高校生に声かけ、地元店のパン進呈も

雨の中、多くの人が訪れた献血の様子

雨の中、多くの人が訪れた献血の様子

  • 8

  •  

 古郡建設・古郡ホーム(深谷市稲荷町)で行われた献血イベントに10月7日、146人が来場した。

来場者には、地元パン店「木村屋」のパンを進呈

[広告]

 同社はこれまでにも、毎年4月に献血イベントを開いてスタッフや関係業者が献血協力を行ってきた。地域に密着した持続可能なまちづくり事業の一環として、昨年からイベントを春と秋の年2回開催に増やして取引先企業や地域住民、地元高校生にも献血協力の輪を広げている。

 当日は、本社敷地内に献血バス2台を配置。朝から雨が降る中、146人が献血協力に訪れ、124人が献血した。同社デザインマネジメント部長の渡辺文昭さんは「雨天にも関わらず大勢の人に来てもらえて大変ありがたい。来場者の中には、初めて献血をする人や久しぶりという人もいた。地域に声をかけることで今後も活動の輪が広がれば」と話す。「献血を通じて人々が助け合う、明るい世の中に」とも。

 準備は約1カ月前から行ったという。看板を設置して通行人に告知し、地元自治会や周辺の学校にも協力を要請した。この日献血に協力した人には、1954(昭和29)年創業のパン店で「キムパン」の愛称で地元民に親しまれる、「パンの木村屋」のコッペパンや卵サンドなどを進呈した。渡辺さんは「当社から近く、スタッフも店の目の前にある高校の学生もよく利用している。地元店を応援すると共に献血をイベント化して参加しやすいようにした」と話す。

 埼玉県赤十字血液センターの庄山裕貴さんは「新型コロナの影響で献血への協力者数が不安定。同社では例年多くの方に献血協力をしてもらっていて本当にありがたい。企業で行っている献血では県内一の規模。今後もぜひお願いしたい」と話す。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース