「行田スカイランタンまつり」が11月19日、行田市役所近くの水城公園(行田市水城公園)で行われた。主催は行田市と行田おもてなし観光局。
日没前、ランタンを手に水城公園内忍沼のほとりに集まる参加者たち
行田市が毎月開催している「行田花手水week」の2周年を記念した同イベント。行田おもてなし観光局の西島康敬さんは「スカイランタンは日本スカイランタン協会を運営するエクスプラウドの登録商標。今回は市の観光を広めるとともに、コロナ禍の不安や困難など、さまざまな思いと希望や願いをランタンに込めて一斉に上げ、夜空を見上げる時間を提供したいと企画した」と話す。
LED電球を入れたスカイランタンは、ヘリウムガスで膨らませた風船に、高さ50センチ・幅35センチの和紙をかぶせ、たこのように糸を結びつけてある。ランタンには願いを記した短冊が付けてあり、「家族みんなが健康でいられますように」「コロナに負けない」「志望校に受かりますように」などの願い事のほか、「Give Peace a Chance」など世情を表すメッセージも見られた。
日没後の18時、「5、4、3、2」とカウントダウンの合図で300基のランタンが一斉に空へ上がると、辺りは和紙のやわらかい光に包まれ、集まった人々から歓声が上がった。場内にはテレビドラマ「陸王」のテーマソングや「ジュピター」「見上げてごらん空の星を」などが流れ、ランタンを打ち上げる参加者のほか、観覧者が集まり、ゆらめく光を眺め、カメラに収める人の姿もあった。