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熊谷・農業大学校で農産物直売イベント 学生が模擬会社設立、手作りみそや正月飾りも

案内チラシを持って意気込む本多さん(右)と池田さん(左)。社名の「あそしえーしょん(association)」は自発的に作る集団を意味する

案内チラシを持って意気込む本多さん(右)と池田さん(左)。社名の「あそしえーしょん(association)」は自発的に作る集団を意味する

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 埼玉県農業大学校(熊谷市樋春、TEL 048-501-6845)で12月28日・30日、校内で育てた農産物を直売する「年末特別大売出し」が行われる。

植木造園専攻の学生が手作りした「ミニ門松」

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 1945(昭和20)年、農業専修学校として鶴ヶ島市に創設された同校。2015(平成27)年に熊谷市へ移設された。2年課程の4学科(野菜、水田複合、花植木、酪農)と1年課程の短期農業学科を含め、現在140人が在籍している。農産物の栽培を学びながら週2回、野菜や花、米、植木などの販売実習も行っている。

 販売するのはホウレンソウ(120円)やミニ白菜、大根(以上100円)など同校で栽培した冬野菜やハウス栽培のトマト、イチゴ、米、「手づくりみそ」(1キロ=500円)のほか、切り花や寄せ植え、しめ縄飾り、門松などの正月飾りも用意する。

 販売主体は模擬会社「あそしえーしょん樋春」。選択授業「法人ゼミ」を受講する2年生16人の合同会社で、役職や定款、事業も決め法人経営を行っている。先月行われた大学校祭、熊谷市産業祭では、同校で生産した牛乳を使ったジェラート「埼玉県農業大学校アイス」を販売。副代表社員の池田匡さんは「アイスに貼るラベルをデザインした。手作業でラベルを印刷して貼るのは大変だったけど、完売してよかった」と振り返る。

 年末の大売り出しは毎年恒例のイベント。代表社員の本多秀行さんは「農産物から花植木までそろえる。農業大学校に興味を持つ方にも気軽に来てもらいたい」と来場を呼びかける。「イチゴの収穫量が少ないので整理券を配布する」とも。

 開催時間は10時~15時。

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