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国立女性教育会館で映画「あなたへつなぐものがたり」上映 一人じゃない、知って

病気になった時、あなたを支える人たちがいる。居場所がある、一人じゃないことを知ってほしいと立ち上げたプロジェクト

病気になった時、あなたを支える人たちがいる。居場所がある、一人じゃないことを知ってほしいと立ち上げたプロジェクト

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 映画「あなたへつなぐものがたり」自主上映会が4月16日、国立女性教育会館ヌエック(嵐山町菅谷、TEL 0493-62-6711)で行われる。主催は「医介連携いきがい協会」。

映画「あなたへつなぐものがたり」の案内

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 医療や介護などを「支援者」の視点で描いた同映画。物語は、フリーランスの記者が闘病生活を送る夫婦を取材する場面から始まる。記者自身の病気が判明し、恐怖と孤独の中で、治療による外見の変化に対する「アピアランスケア」を知り、支援者との関わりを通して当事者や支援者の現状と将来を考える姿を描く。

 脚本は花香みづほさん。事前に闘病患者や医療関係者、医療・介護支援者など当事者の声を集め、劇中で当事者が自分のことを話すノンフィクションの部分と、主人公と当事者の関わりを描くフィクションの部分を融合させ、「今までにない形の作品」「当事者の本当のことに迫る作品」に挑戦した意欲作となっている。

 映画を制作した「あなたへつなぐプロジェクト」は、映像を通じ、元気によりよく生きるための応援プロジェクト。2020年に立ち上げ、闘病や治療、老化で外出が困難な人、誰にも相談できないと感じている人など「当事者」に視点を当てたショートムービーを制作。2021年には医療や介護などの「支援者」に視点を当てた映画「あなたへつなぐものがたり」の制作と年単位で進めてきた。

 2022年3月には「あなたへつなぐシンポジウム」を開き、完成披露試写会と座談交流会を行い、主演キャストと医療関係者、闘病患者、医療・介護支援者、アピアランスケアに興味がある人が参加。映画を見た介護従事者から「それぞれが自分の都合で働いているため、利用者のためになるのだろうかと疑問を感じる場面があった。映画を通じて自分の大切なものを見つめ直すことができた。活動を広めていってほしい」と意見があった。看護師は「病院は治療する場で、看護師は自宅に戻った後の事にノータッチ。本人が病気とどう向き合い生きる力を持っていくか、どんな人や情報に出会えるかで変わってくると思った」と感想を寄せた。

 医介連携いきがい協会代表理事でアピアランスケア専門サロンを運営する眞子桂子さんは「美容の力は、どんな過酷な状況においても、心に寄り添い、アピアランスケアや訪問美容の点を線でつないでくれる。『助けての言葉』が言えない、その選択さえ持っていない方へ、当プロジェクトを通じて『1人じゃない』『大丈夫』ということを伝えていきたい」と話す。

 上映は10時~、13時45分~の2回。各回上映15分前に開場する。上映時間は120分。定員30人。入場料は500円。

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