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熊谷のヒマワリ畑で真夏のイルミネーションイベント 大学生が協力、運営も

イルミネーションにヒマワリの花が映えるヒマワリ畑(7月30日撮影)

イルミネーションにヒマワリの花が映えるヒマワリ畑(7月30日撮影)

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 ヒマワリ迷路をイルミネーションで彩るイベント「遠藤ファーム×関東大学RCV ひまわりイルミネーション2023」が7月29日・30日、遠藤ファーム(熊谷市妻沼小島)で行われた。

イルミネーション会場、日中のヒマワリ畑(8月2日撮影)

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 利根川の河川敷にある遠藤ファームでは、野菜を収穫した畑を休ませるために、季節の花を育てて蜂蜜を採取する循環型農業を行っている。点在するヒマワリ畑の総面積は約5万平方メートル。畑の大きさは大小さまざまで1カ所約4万~10万本、全体で100万本以上のヒマワリが7月中旬から開花時期をずらして順次開花し、11月ごろまで楽しめる。2011(平成23)年から毎年ヒマワリ畑を開放し、ヒマワリ迷路を企画してきた。イルミネーションイベントは、関東学園大学の学生とのコラボ企画で昨年に続き2回目。今年は学生が運営を担い、秋まで複数回行う。

 イベント会場は広さ2200平方メートルのヒマワリ畑。脚立を置いた撮影スポット、イルミネーションのトンネル、360度ヒマワリに囲まれた円形広場などを設ける。青色やオレンジ色のライトを使ったエリアもあり、エリアごとに雰囲気が異なる。

 当日はスマホを片手に動画を撮影する人、友人同士、交代で撮影し合う人、親子で手をつないで歩く人の姿も見られた。家族で訪れた女性は「昼間に見るヒマワリとは雰囲気が違って見える。光に照らされた花もきれい」と話した。遠藤さんによると、「来場者は2日間で400人以上。連日来てくれる人、時間を変えて来た人もいた」といい、「お薦めは夕暮れから暗闇になる頃。イルミネーションに照らされるヒマワリが、時間帯で刻々と変わるので、のんびり見てほしい」と話す。

 イベントを運営する同大地域活性協力隊所属のプロジェクトメンバー10人は、5月から宣伝ポスターを作り、地域の小中学校にポスター掲示を依頼。ヒマワリ迷路に設置するLED電飾の色や配置も話し合いで決め、インスタグラムで活動状況を投稿し来場を呼びかけた。プロジェクトメンバー代表の矢島康成さんは「9月、10月、11月もイルミネーションイベントを開く予定。継続を目標に、イベント運営を黒字にして次回のイルミネーションをより良くしたい」と意気込む。

 今後の日程は、9月16日~18日、10月7日~9日、11月3日~5日を予定している。開催時間は18時~21時。入場料は500円。

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