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深谷城址公園にパスタとコーヒーの店「ぼうの屋」 店内に駄菓子コーナーも

ランチとディナータイムの間も営業する。カフェ利用、駄菓子のみの入店も

ランチとディナータイムの間も営業する。カフェ利用、駄菓子のみの入店も

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 「パスタとコーヒーの店 ぼうの屋」(深谷市本住町、TEL 048-579-5385)が深谷城址公園近くにオープンして3カ月がたった。

「魚介たっぷりスープペスカトーレ」(ランチセット)

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 外食チェーンの「馬車道」で長年メニュー開発や販売商品に携わってきた石井淳一さんが店主を務める同店。「ずっと飲食業界にいる。働き出したころから、いつか自分の店を持ちたいと思っていた」と話す石井さんは、子どもが成長したタイミングで早期退職し昨年11月17日、念願だった飲食店をオープンした。

 深谷城址公園の脇にあり、通りに面した大きな窓からは公園の緑が見える。白い壁と木目調のインテリアを配置する店内に、カウンター席2席、テーブル席18席、小上がりの座敷席を設ける。

 メニューは、「魚介たっぷりスープペスカトーレ」「ポルチーニカルボナーラ」(以上990円)「柔らか豚肉ジンジャーパスタ」(890円)などのパスタをはじめ、ドリア、ピザなどの洋食メニューをそろえるほか、アイスケーキ「カッサータ」を入れた「よくばりドルチェ」(590円)、クリームソーダも各種用意する。

 ランチタイムは、メイン料理とスープ、サラダ、ミニドルチェ、ドリンク付きメニューを用意する。コーヒーはサイホン式。「昭和の喫茶店好き」という石井さんは「サイホンで入れると、味が丸くなるのが特徴」と話す。コーヒーは、「カフェ・オレ」「ウインナコーヒー」「コーヒーフロート」などを用意する。

 石井さん自身、会社員時代にランチタイムを逃してまった経験があることから、ランチとディナータイムの間も営業する。「食事がしたいと思った時に開いている店にしたい」と石井さん。店内入り口近くには「駄菓子コーナー」を設け、約20種類の駄菓子を販売。「駄菓子屋は待ち合わせしたり話をしたりする子どものコミュニティースペースだと思う。飲食利用でなく駄菓子を買うだけでもいいので立ち寄ってもらえたら」とほほ笑む。

 オープンから3カ月がたち、近隣住民や公園を訪れる人、SNSで店を知ったという人が来店し、リピーターもついたという。石井さんは「お客さまの反応を見てメニューを更新していく。要望からテイクアウト販売も始めた」と話す。「この物件を見学に来た時、近所の人から『以前あったパスタ屋がなくなって困っている』と聞いて、それならとパスタとコーヒーの店にした。準備段階から、出会う人やサポートしてくれる人に恵まれてオープンにこぎ着けた」と振り返る。「子どもたちは深谷で育った。お世話になっている深谷に恩返しできれば」とも。

 営業時間は11時~20時(日曜・祝日は18時まで)。ランチタイムは11時~14時。火曜定休。月曜定休の場合あり。

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