行田の「古代蓮(はす)の里」(行田市小針)東側にある「田んぼアート」水田で10月17日、稲刈り体験が行われた。
稲刈りする、行田市・忍城おもてなし甲冑隊で総大将・成田長親役を演じる野原のぼさん(左)と参加者
世界最大の田んぼアートとしてギネス世界記録に認定された行田市の「田んぼアート」。広さ約2.8ヘクタール水田をキャンバスに見立て、色彩の異なる複数の稲を植え、文字や図柄などを遠近法で立体的に表現した。同水田に隣接する「行田タワー」に上ると、50メートルの高さから全体を一望できる。
今年のテーマは「Minecraft(マインクラフト)」。世界で最も売れているビデオゲームとしてギネス記録を持つ両者がコラボレーション。稲の色とコントラストだけで立体的に浮かび上がるゾンビや動物モブ、キャラクター「スティーブ」と「アレックス」がアイテムや剣を持って「行田タワー」の脇を固め、巨大モブ「クリーパー」がのぞき込んでいる。今年は雨が多く、稲の生育不良が心配されたが、全体的な絵柄は7月上旬から徐々に輪郭がくっきりし、実りの秋には黄金色へと変わった。
この日は、田植え参加者が集まり、3グループに分かれて背景部分の稲をひと束ずつ鎌で刈り取った。今年初めて参加したという小学4年生の女子児童は「稲刈りも楽しかったが、田植えも楽しかった。田んぼでカブトエビに出合えてうれしかったので、来年も来たい」と話していた。毎年スタッフ約20人で参加しているという団体の新人スタッフは「田植えも稲刈りも新人研修の場になっている。機械化が進む中でも、人の手と時間をかける農業の重要性やサービスの原点を実感する機会。体験しながら先輩から教わることも多い」と話す。都内から来た夫婦は「今年初めて行田タワーから見たが、迫力があって驚いた」と話していた。
11月以降に全面刈り取りを行い、参加者には後日精米して配布する。