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熊谷の小学校で「親善タグラグビー大会」 チームで協力、他校との交流も

白熱した試合の様子

白熱した試合の様子

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 熊谷市立成田小学校で12月13日、近隣の小学校を迎え「親善タグラグビー大会」が行われた。

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 2019年にラグビーワールドカップ(W杯)の開催会場となる熊谷市は、2016年度から市内の全小学校29校でタグラグビーを普及させる啓発活動を始め、女子ラグビーチーム「アルカス熊谷」の協力のもとタグラグビー教室を実施している。

 タグラグビーは通常のラグビーからタックルなどの接触プレーをなくしたゲームで、腰に付けたタグを取られるとボールをパスしなくてはならないというルールがある。

 親善タグラグビー大会は、タグラグビーの普及と近隣小学校との交流を目的に市内各地域で行われており、同校では同市立熊谷東小学校との交流を続けている。今年で2回目。

 「努力は足し算、協力はかけ算。チームが協力して悔いのない試合をしてほしい」という開会式の熊谷東小学校向井邦明校長の言葉を受け、子どもたちは声を掛け合ったり、フェアプレーの精神を忘れず自分のチームだけでなく相手を応援したりした。

 この日のために授業や休み時間を利用し練習してきた子どもたち。チーム内で考えた戦術でトライを目指しどの試合も白熱していた。試合後、成田小学校秋元敏行校長は「チーム内でパスを回す姿が見られて素晴らしかった。試合後みなさんが感じた気持ちを大切にしてほしい」と話した。

 熊谷東小学校の西澤凜さんは「うまい人もたくさんいて、始めは『負けちゃいそう』とドキドキしていたけれど、だんだんと動けるようになった。4回の試合に参加して、パスも回せたしトライも決めて、悔いのない試合ができたと思う」と話した。

 成田小学校の黒沢萌教諭は「どのチームも協力したプレーが見られて良かった。仲間のトライに『ナイス』と声を掛けるなど、仲間のよいプレーを賞賛しあうやりとりがあった」と話す。「試合の合間に熊谷東小学校の子と話す姿も見られ交流できたようだ」とも。

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