見る・遊ぶ 学ぶ・知る

熊谷の百貨店で「第九」 市民参加で歌声合わせ、新たなシンボルイベント目指す

来場を呼び掛ける原田さん

来場を呼び掛ける原田さん

  •  

 熊谷の八木橋百貨店(熊谷市仲町)カトレアホールで12月24日、「原田勇雅の第九リスマスin八木橋」が開かれる。

「原田勇雅の第九リスマスin八木橋」案内ちらし

 同市出身でオペラ歌手の原田勇雅さんがプロデュースするクリスマスコンサート。国内外で活躍する原田さんは以前から、演奏家として地域文化振興に取り組み「音楽や舞台芸術がつなぐ温かな人の輪を広げ、故郷熊谷を歌声あふれる文化的な街にしたい」と活動してきた。会場の八木橋百貨店から「百貨店から文化を発信するような企画を」と声があり、ソロリサイタルではなく、多くの人と一緒に作り上げ、熊谷の年末の新たなシンボルとなるよう「第九リスマス」と題して企画した。

[広告]

 内容は2部構成で、前半は原田さんのソロコーナーや同市にゆかりのある若手声楽家が演奏しアヴェマリアなど、クリスマスを彩る名曲を披露。後半は公募で集まった52人の市民らと共に、ベートーベン作曲の「交響曲第9番 第4楽章」を演奏する。指揮は熊谷高校音楽科教諭の櫻井寛さん、ピアノはハンガリーのリスト音楽院で研さんを積んだピアニストの大馬葉月さん。

 出演者全員で歌い上げる第九について、原田さんは「第九は全国で開催され、通常半年以上かけて練習するが、今回は準備期間が1カ月。その間に猛特訓し密度の濃い練習を行ってきた。練習回数は少ないが、初めての方も楽しんで舞台に立てるようしっかりとサポートしている」と話す。「歌声を合わせることを通じて、心震える感動的な一日にしたい」とも。公募で集まったメンバーによれば、短期間で気軽に参加できることや原田さんからアドバイスが受けられることも魅力という。

 原田さんは「歌詞の中に、シラーの崇高な詩に影響を受けベートーヴェンが作詞した『おお友よ、このような調べではなく、もっと心地よく、喜びに満ちあふれるものを歌おうではないか!』という部分がある。芸術に親しむことを通して、地域から世界に友好の歌声を発信することを目指し、皆で力を合わせこの企画を育てていきたい」と笑顔を見せる。

 13時30分開場、14時開演。料金は、全席自由席=2,000円。