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熊谷の温浴施設で「深谷ネギの座談会」 「食べる通信」発行に合わせ

参加者の皆さん

参加者の皆さん

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 熊谷の温浴施設「おふろcafe bivouac(カフェ ビバーク)」(熊谷市久保島)で3月8日、「深谷ネギの座談会」が開催された。主催は埼玉を食べる発行の「ポタジェ~食べる通信 from 埼玉~」編集部。

おふろcafe bivouacの様子

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 同誌は生産者にクローズアップした定期購読型の情報誌「食べる通信」の埼玉版で、季節ごとに年4回発行。毎号、埼玉県内の特定作物とその生産者を取り上げ、生産者のこだわりや苦労話、収穫までのストーリーなどを写真と共に掲載し、作る人(生産者)と食べる人(消費者)をつないでいる。情報誌と一緒に届けられるのは、その号の特集にまつわる品々。2017年冬号では「2つの深谷ネギ」をテーマに市内南北の生産者を取り上げ、深谷ネギ2種類を同梱(どうこん)する。

 同誌発行後の座談会は、消費者と生産者が出会う機会として毎号開かれている。今回で3回目。

 埼玉県内のみならず都内からの参加者もあり、ネギ生産者の高橋正樹さんと馬場三恵さん、編集長の安部邦昭さんを囲んで終始なごやかに行われた。「自宅にネギが届いたときには、太さに圧倒された」「存在感にびっくりした、青い部分までおいしかった」など深谷ネギについて意見が飛び交う中、紙面に掲載しきれなかった話が明かされたり、各自好みのネギ料理のレシピや店舗が紹介されたりした。

 都内から参加した女性は「生産者の方に会って話を聞くことができる機会はないので、疑問に思っていたことを質問できてよかった」と話した。

 編集長の安部邦昭さんは「座談会を通して生産者がこれまでどういうことを行ってきたのか、これからどうして行きたいのかを聞き出して消費者に何かを感じてもらい、逆に消費者からの意見やアイデアを伝えることで生産者の発想につながることを期待している」と話す。

 「生産者はあまり語らないが、聞けば何でも答えてくれる。一方的に話を聞くのではなく、生産者と消費者がお互いに話したり意見を出したりすることが大事」とも。

 次号は春、「北本トマト」を取り上げる。

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