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熊谷で「太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ」今季開幕 アルカスは9位発進

アルカス熊谷のメンバーと日本ラグビーフットボール協会公式マスコット「レンジー」

アルカス熊谷のメンバーと日本ラグビーフットボール協会公式マスコット「レンジー」

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 女子7人制ラグビーの国内大会「太陽生命ウィメンズセブンズシリーズ」熊谷大会が4月23日、24日、熊谷ラグビー場で行われ、熊谷市を拠点に活動する7人制女子ラグビークラブチーム「ARUKAS KUMAGAYA(アルカス熊谷)」が試合に臨んだ。

熊谷大会2日目。第1戦、第2戦と確実に勝ち取ったアルカス熊谷

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 2014(平成26)年に始まった7人制女子ラグビーの年間日本一を決めるシリーズ戦。12~14チームが出場し、1大会2日間でそれぞれ3試合行い順位、得点が決定。第1戦熊谷大会から静岡エコパ大会、鈴鹿大会、弘前大会と全4戦の総合得点でシリーズ総合順位を争う。2020年は新型コロナの影響で開催中止したため今年で8回目。熊谷大会は昨年に続き2度目の開催となった。

 アルカス熊谷は、1日目の予選プールB組で横浜TKM、四国大学、東京山九フェニックスと対戦し3敗で同組4位。2日目は順位決定トーナメントで北海道バーバリアンズに34-0で快勝すると、続くチャレンジチームとの対戦も17-7で制し総合順位を9位とした。第1戦の優勝チームはYOKOHAMA TKM。

 試合後、キャプテンの山下果林選手は「(1日目は)力が入りすぎていたかもしれない。昨日の試合で修正点が明確になり、その部分を修正できたので勝利につながった。1戦目、2戦目と確実に勝ち取れた」と振り返り、「初出場の3人が実戦を経験できたことはすごく大きい、自信にもつながったと思う。次も一つ一つ勝って上に進んでいきたい」と話した。「チームの粘り強さがこれからの試合で肝になってくる、どんなつらい状況であっても諦めない姿勢を見てもらいたい」とも。

 今月就任した三宅敬ヘッドコーチは「経験する全てが成長のエネルギーになる。次の大会や来年、再来年へと続く必要不可欠な経験。アルカスは笑顔がすてきで、ちょっとした成功体験やハッピーなことが大きな笑顔につながるチームなので、いろんな笑顔を引き出したい」と話した。

 2日間で累計来場数は1328人。試合後にはスタンドへあいさつする選手の姿があった。山下選手は「本当にたくさんの地元の方に来て頂けたことが、私たちにとってすごく応援になった。温かいホームの試合だった」と笑顔を見せた。

 両日エキシビションマッチがあり、アルカスアカデミー生、アルカスユースが出場。パワフルなプレーに会場内からは歓声が上がった。アカデミー生らは2日間にわたりボールガールやトライ報告、選手登場時に花道を作るなど大会運営に関わった。三宅ヘッドコーチは「クラブチームとしてトップチームからアカデミー生まで皆で大会に関わることができて良かった。それぞれの役割でラグビータウン熊谷を盛り上げていきたい」と話した。

 第2戦は5月14日、15日の静岡エコパ大会。動画チャンネル「JAPAN RUGBY TV」でライブ配信する。

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