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埼玉ワイルドナイツがファンと交流 パレードとシーズン報告会、笑顔で

熊谷ラグビー場入り口で行われたパレード

熊谷ラグビー場入り口で行われたパレード

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 ジャパンラグビーリーグワン(D1)の埼玉パナソニックワイルドナイツ(以下、ワイルドナイツ)が5月21日、熊谷スポーツ文化公園(熊谷市上川上)でファン交流イベントとシーズン終了報告会を行った。

ワイルドナイツ選手と約2000人のファンが集合した記念撮影

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 ラグビーの国内最高峰リーグ「ジャパンラグビーリーグワン」。ワイルドナイツは昨年に続きリーグ戦上位4チームで争うプレーオフトーナメントに進出。決勝戦で惜しくも敗れ準優勝となった。

 当日は熊谷市主催のファン交流イベントとチーム主催のシーズン終了報告会が行われた。ファン交流イベント「終了報告セレモニー&パレード」では、選手や関係者ら約70人がラグビー場入り口の約100メートルをパレード。青いユニホームやチームシャツを着た大勢のファンが集まり、名入れタオル、手作りうちわなどを掲げて沿道を青く染めた。「チアダンススクールRapora(ラポラ)」のメンバーに先導された選手らは「お疲れさま」「今シーズンもありがとう」などの声に笑顔で手を振った。

 終了報告セレモニーが行われた幅16メートル、高さ6メートルの特設ステージでは、パナソニックスポーツの久保田剛社長、飯島均ゼネラルマネジャーがシーズンを振り返り、「必ず強くなって帰ってくる」と来季の目標を誓った。坂手淳史キャプテンは「決勝で負けたことは事実だが、チームの皆が努力してきたこと、成し遂げたことを誇りに思う。ファンの声に背中を押され、力をもらえた」と感謝を伝え、「来シーズンは優勝カップを掲げられるように持って来られるように頑張っていく、また応援をお願いします」と呼びかけた。実行委員会によると来場者は約5000人。

 同日開催したチーム主催の「シーズン終了報告会」には後援会会員とファンクラブ会員ら約2000人が参加。グラウンド入り口に花道を作ってファンを迎えたワイルドナイツの選手らは、特設ステージでファンからの質問を受けたり、フォトセッションに臨んだりしてファンと交流した。

 ポジションごとに行われたトークショー「ぷれあふたーないと特別編」では、堀江翔太選手、谷昌樹選手、稲垣啓太選手、福井翔大選手のFW(フォワード)陣と内田啓介選手、金田瑛司選手、松田力也選手、長田智希選手、ディラン ライリー選手のBK(バックス)陣が、それぞれステージに並び、「背が高くなりたい」「結婚して幸せですか」「タックルできるようになるには」「どうしたら足が早くなりますか」「好きなアニメは」「キックする前に左手を上げるのはなぜ」など、子どもから大人まで、ファンからのさまざまな質問に笑いを交えながら答えていた。

 さいたま市から友人と訪れた夫婦は「数年ぶりの交流イベント。選手の素顔が見られてうれしかった。たくさん笑った。来シーズンももちろん応援する。また皆で笑いたい」「ファン同士で友達も増えた。試合で会うのを楽しみにしている」と話し、群馬県から家族で参加した男性は「昨日の今日で落ち込んでいるかと少し心配したが、坂手キャプテンの力強い言葉を聞いて逆に勇気づけられた」と目を細めた。会場にはラグビーをしているという子どもも多く見られ、ラグビーボールを手に列に並びサインをもらったり、写真を撮ってもらったりする姿もあった。

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