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富岡清熊谷市長、最終登庁 感謝や労いの言葉、SNSにも

居合わせた市民や市職員らに見送られ市役所を後にする富岡清市長(5日15時30分頃)

居合わせた市民や市職員らに見送られ市役所を後にする富岡清市長(5日15時30分頃)

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 任期満了を迎えた富岡清熊谷市長が11月5日、最終登庁日を迎えた。

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 富岡市長は2002(平成14)年、旧熊谷市長に就任。2005(平成17)年の合併を経てこれまで4期16年にわたって熊谷市を率いてきた。

 新型コロナウイルの感染状況を考慮しセレモニーなどは行わず、当日は熊谷市役所庁内放送や市役所内各階各所で最後のあいさつを行った。市長を近くで支えてきた秘書課から花束が贈られ、市役所1階ロビーに現れた市長は一歩ずつゆっくり進みながらも時折立ち止まって手を上げ、集まった多くの市職員や市民に「ありがとうございました」「お世話になりました」と声を掛け、頭を下げた。スマートフォンを手に見送っていた女性は「ずっと熊谷の顔だったから寂しくなる。お疲れさまでした、まずは、ゆっくりしてほしい」と話していた。

 退任あいさつは市報や同市サイトに掲載され、自身のツイッターでも「本日、任期満了に伴い退任いたしました。19年余の長きに亘(わた)り、ご支援いただいた市民の皆さん、職員の皆さんに、感謝、感謝です。国体、合併、ワールドカップと思い出がたくさんあります。お世話になりました。私の帰りを待っていてくれた、奈良の後援会の皆さん、長い間、ありがとうございました」(原文ママ)と報告。返信には「本当にありがとうございました」「長きにわたりお疲れさまでした」「文化財保護に御理解があり、歓喜院聖天堂の大修理や仏像の保存など大小問わず、予算化などを含め多様な文化財事業の後押しをしていただきました」「決して派手な政策は多くなかったかもしれませんが、コツコツと借金を返し私たちの豊かな生活を守ってくださいました」「健康に気をつけて」「これまで忙しくされていた分、どうぞごゆっくりなさってください」(以上原文ママ)と感謝や労い、功績をたたえる返信があった。

 10月31日に投開票された熊谷市長選挙で新市長に選出された小林哲也さんは8日に初登庁する。

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