熊谷市役所で8月12日、熊谷市内に在住・在学・在勤する外国人を対象とした「大相撲熊谷場所」無料招待チケットの贈呈式が行われた。
大相撲熊谷場所実行委員会が、「外国人に日本文化を体験してほしい」と、国際交流協会を通じて「SIJAさくら国際日本語学院」(熊谷市末広)、「日本言語文化アカデミー」(中西)をはじめ、インドネシア人コミュニティーなど、留学生や外国人住民へチケットを配布する。
実行委員会事務局の小野寺弘行さんによると、これまでにも無料招待枠を設けてきたが、日本語を学ぶ生徒たちへの大規模な団体招待は初めての試みだという。
実行委員長の植野智恵子さんは「熊谷で8年ぶりに相撲巡業が開催されることをうれしく思う。相撲は日本の国技であり、世界中の人々に愛されているスポーツ。テレビ観戦とは違う現場の音や雰囲気を体感し、楽しんでほしい」と話す。「昨今大変人気の相撲観戦は貴重な体験で、間近で見る力士の迫力は言語や知識の壁を超えて楽しめる」とも。
熊谷市国際交流協会会長の松本邦義さんは「熊谷在住の外国籍の方々へ無償で観戦機会を提供するという申し出に感銘を受けた。招待された人々にとって、日本の文化を深く体験する大きな思い出になる」と期待を寄せた。
民族衣装で贈呈式に参加した留学生たちは「動画サイトで見たことはあるが、目の前で見るのは初めて」「体が大きくて強そう。戦う様子を楽しみにしている」「衣装も見てみたい」などと話したほか、「日本語で会話することも楽しみ」と話していた。日本言語文化アカデミーの中村正さんは「日本人家庭なら、テレビの相撲中継が流れているという家もあるかもしれないが、生徒たちは普段の生活でテレビを見る機会が少なく、情報源は主にウェブ。相撲について知っていても実際に見たことはない。体験は貴重」と話す。