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熊谷の三尻小学校、開校150周年記念ソングを掲額 歌詞は児童らが手彫り

体育館の前壁に設置された、森圭一郎さん作詞・作曲の開校150周年記念ソング「未来へ~未知(みしり)~」

体育館の前壁に設置された、森圭一郎さん作詞・作曲の開校150周年記念ソング「未来へ~未知(みしり)~」

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 開校150周年記念事業「記念ソング掲額式」が3月5日、熊谷市立三尻小学校(熊谷市三ケ尻)で行われた。

開校150周年記念ソング「未来へ~未知(みしり)~」の収録を行った6年生と森さん

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 体育館の前壁に設置されたのは、開校150周年記念ソング「未来へ~未知(みしり)~」の歌詞をはめ込んだ高さ1メートル52センチ×横幅2メートル62センチの額。記念ソングは、開校150周年記念事業の一環で同市出身のシンガー・ソングライター 森圭一郎さんに作詞作曲を依頼した。額には4~6年生と教職員らが昨年10月から1文字ずつ305文字の歌詞を彫ったシナノキの板を使う。

 当日は、森さんと6年生50人が記念ソングの収録を行った後、カウントダウンの掛け声で2人の代表児童と森さん、権田清志実行委員長、長谷川雅夫校長がひもを引いて額装を除幕。集まった全校児童354人と保護者、教職員、地域の人々は拍手で喜んだ。

 「三尻小の歴史を知ることは今の自分を大切に思うことにつながる。皆さんの思いを森さんが言葉と音楽にしてくれた。これからは、いつでも皆さんで彫った額を見ることができる。子どもたちをすてきな未来へ導いてくれることを願っている」と同校出身で記念事業実行委員長の権田さん。長谷川雅夫校長は「三尻小の風景、三尻っ子の思い、合言葉の笑顔いっぱい・感謝いっぱい・感動いっぱいからすてきな歌ができた。この歌に込められた気持ちが心の中に生き続けることを願っている」と話した。

 児童代表からお礼の言葉と花束を受け取った森さんは「今日はみんなの顔を見て、優しい気持ちになった。体を動かすことが大好きだった小学生時代を思い出した。これからも温かい気持ちを大切に、素直で元気な三尻小のみんなでいてほしい」と話し、卒業を間近に控えた6年生に「君のためにつくった歌」をプレゼント。最後に参加者全員で記念ソングを合唱した。

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