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熊谷のかき氷店「慈げん」が移転 ファンの聖地、再び

オープン直前、フォトスポット前に立つ宇田川さん

オープン直前、フォトスポット前に立つ宇田川さん

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 熊谷のかき氷店「慈げん」(熊谷市宮町、TEL 048-526-1719)が6月28日、移転オープンする。

 早朝に配布される整理券を求めて全国からかき氷ファンが集まり、「かき氷の聖地」と呼ばれる同店。18年間営業した旧店舗が取り壊しとなるため、市役所前通り、郵便局向かいのビル1階に店舗を移すことになった。移転後の店舗面積は約50平方メートル。座席はテーブル30席、カウンター4席。

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 使う氷は同市の地下水を使った純氷と、氷の神様として知られる奈良県「氷室神社」のお膝元、「日之出製氷」から取り寄せる。ミルク、抹茶、黒蜜などの「定番メニュー」から、季節や時期によって変わる「只今(ただいま)のかき氷」など、幅広く独創的なメニューで「いつ行っても新鮮」「何年通っても飽きない」とファンを魅了し続けている。「深く、広く」ニーズに合わせて用意するうちに種類が増えたという。

 「よく『こだわり』を聞かれるが、こだわりはない」という店主の宇田川和孝さん。「お客さまに提供する以上、それは基本。最高のものを出すのが当たり前だと思う」と話す。「唯一、ほかの誰もやってないだろうなと思うのは『室温の管理』。当店が考える、かき氷を食べるための最適な温度と湿度を保つようにしている」とも。

 「整理券配布後に入店できないお客さまを一人でも減したい」と導入したデポジット制や入店方法、注文方法など、移転後もシステムは変わらない。店前の並び方ついて、宇田川さんは「本当にごく一部の人だがマナー違反が見受けられるので、マナー良く並んでほしい」と話す。

 スタッフの中には、「自分で『かき氷店』を開きたい」と県外から修業に来ている若者もいる。宇田川さんは「若い人へ伝え、受け継いでもらう時期にきたと思う。前向きに頑張っている人を応援したい、自分も通ってきた道だから」と笑顔を見せる。

 営業時間は10時~16時。整理券配布は8時~。