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熊谷・吉岡で「コスモス祭り」 農業知るきっかけに、コスモスの絵や看板も

コスモス祭りの関係者

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 熊谷市吉岡地区のコスモス畑(熊谷市平塚新田)で10月28日、「コスモス祭り」が行われた。

祭りを楽しむ地域の子どもたち

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 吉岡地区資源保全向上活動組織が2016(平成19)年から、休耕地の約6000平方メートルを利用してコスモスを植えている同地区。環境に配慮した取り組みで、毎年コスモスが見頃を迎える時期に祭りを開催している。満開を迎えた赤、白、ピンク、薄紫色のコスモスを見ようと、地元の小中学生や地区内外の住民が訪れにぎわった。

 会場では婦人会がけんちん汁や餅を振る舞い、JAくまがや江南支店がポン菓子、綿あめを無料配布。地元で採れた野菜や手作りパンの販売もあった。

 吉岡地区資源保全向上活動組織の奥野進代表は「すっかり定着した吉岡のコスモス畑を今後も継承し、地域おこしをしていきたい」と意気込む。関口久夫副代表は「昔から農業が盛んな地域なので、祭りを通じて地域の人や子どもたちに吉岡地区の農業を知ってもらうきっかけになれば」と話す。

 コスモス畑では、吉岡小1、2年生のコスモスの絵や、吉岡中文芸部の看板の展示も行われた。小1男子児童は「コスモスを見ながらクラスみんなで楽しく絵を描いた。今日はお父さんお母さんに絵を見てもらえてうれしい」と笑顔を見せた。

 吉岡地区自治会連合会の堀喜久男会長は「自治会として毎年お手伝いしている。地域の絆を深める場にしたい。毎年県外からもコスモスを見に来てくれるので大変うれしい」と話す。

 同活動組織によると、見頃は11月10日前後まで。コスモスは自由に摘み取りできる。

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