ジャパンラグビーリーグワン ディビジョン1第18節が5月9日、熊谷ラグビー場(熊谷市上川上)で行われ、埼玉パナソニックワイルドナイツが45-0で東芝ブレイブルーパス東京に勝利した。
ワイルドナイツのホストスタジアム・熊谷ラグビー場で行われた今季リーグ最終戦。朝から強風に見舞われ風下からスタートしたワイルドナイツだったが、開始わずか1分で長田智希選手が先制トライし、続く竹山晃暉選手がインターセプトしてトライ。その後も山沢拓也選手がトライして自らコンバージョンゴールも決めリードを広げ、前半終了間際に竹山選手が再びトライして26-0で折り返す。後半もワイルドナイツが主導権を握る展開。谷山隼大選手、佐藤健次選手がトライを決め、試合残り10分前には長田選手が約100メートル独走してトライ。今季開幕戦と同カードだった最終戦、相手に1トライも許さず45-0で完封勝利。観客数は1万9244人。プレーヤー・オブ・ザ・マッチには山沢拓也選手が選ばれた。
試合後、金沢篤ヘッドコーチは「先週の負けから、『これは必要な負けだったと思えるように1週間過ごしていこう』と話してきた。それを選手たちがしっかり試合で出してくれた。実際、練習自体はとてもうまくいっているが、ゲームの中で発揮しきれずパフォーマンスに波があったことを気付かせてもらった。今日の試合はその部分をしっかり改善できたと評価している」と振り返った。坂手キャプテンは「良い流れの中でも試合中に冷静さを保ち、自分たちのプレーを乱さず走り切れたことは良かった。以降の戦いにどうつなげるかが重要、プレーオフに向けて今日のゲームを改めて振り返りながら準備を進めていきたい」と意気込む。
試合終了後はセレモニーが目白押しだった。公式戦通算100試合出場を達成した山沢拓也選手をチーム全員がそろいのTシャツを身に着けて祝福。2021年からアンバサダーとして場内解説などを担当してきた福岡賢樹さんの退任あいさつでは坂手キャプテンが花束を手渡した。今季で現役引退を発表した布巻峻介選手の引退セレモニーも行われた。家族とチームメンバーに見守られマイクの前に立った布巻選手は、途中言葉を詰まらせながら家族やチーム、ファンに感謝を伝えた。
レギュラーシーズン最終戦に集まった両チームファンに向け、坂手キャプテンが「最高の雰囲気を作ってもらい背中を押された」と感謝。「今日の試合で、ファンの方々とのコネクションの強さ、自分たちが受け取るエネルギーの大きさも再確認した。プレーオフでも皆さんの応援が自分たちの力になる。皆で優勝カップを持ち上げよう」と呼びかけると、場内は拍手に包まれた。
今シーズンも開幕戦からリーグ上位を駆け抜け、5年連続でプレーオフ進出を決めたワイルドナイツ。プレーオフトーナメントでは、5月31日の準決勝から4年ぶりのリーグワン優勝に挑む。