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熊谷の食事処「台所や -DAIDOKOROYA-」が1周年 毎日の一品に、食の幸せを

店主の野上さん(右)と小林さん(左)

店主の野上さん(右)と小林さん(左)

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 日常的に楽しめる総菜を提供する「台所や -DAIDOKOROYA-」(熊谷市星川、TEL 080-8910-6655)が5月30日、オープン1周年を迎えた。

色とりどりの野菜が入った「DELIとお稲荷さんセット」

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 熊谷の市街地を流れる星川沿い、生花店やカフェ、鶏肉専門店などが並ぶ商店街の一角。以前は焼き鳥店だったという奥に長い店内にカウンター4席を設ける。

 「あなたに寄り添うお食事を」をコンセプトに、和洋中、イタリアンやエスニックなどさまざまなジャンルの料理を用意する。店主の野上広大さんは長年飲食業界で働き、いつか店を持ちたいと思っていたという。料理人の小林清江さんと2人で切り盛りしている。

 メニューは「DELIとお稲荷(いなり)さんセット」「DELI3種と日替わりパスタ」(以上800円~)、「お惣菜(そうざい)と自家製パン」(650円~)のほか日替わりの総菜(200円~)やデザートも用意する。食育インストラクターの資格を持つ小林さん、「野菜たっぷり」「彩り良く」を心掛けているという。店内の商品ケースにはカラフルで「見た目にもおいしいメニュー」を並べ、フルーツサンドやチーズケーキ、シフォンケーキなどのデザートメニューにも力を入れている。現在はテークアウト販売が中心だがイートインも可能。事前予約で大人数の弁当やオードブルにも対応する。

 オープンから1年。以前からのファンに加えて、SNSの投稿を見たという市外からの来店客も増えた。新型コロナウイルスの影響で外出できない日が続く中、「食事で気持ちが上向きになるように」との思いも込め、野上さんは「毎日の一品に。食卓に1つ加えるだけで違う」と提案する。

 他店とコラボして「野菜」や「熊谷のおいしいもの」などのテーマでイベントを企画、総菜を販売する試みも行っている。野上さんは「1つの店にできることは限られているが、一緒に何かすることで、地域の農家さんや他業種の方とつながり、地域全体を盛り上げていくことができれば」と意気込む。「コロナ禍の中での営業は営業時間や店内人数などの制限があるが、コロナ収束後に向けて、できることを準備していきたい」とも。

 営業時間は11時~17時。日曜・隔週月曜定休。

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