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熊谷で「夕涼み熊谷チェアリング」 水と緑を満喫、暮らしに自然取り入れて

「星川チェアリング」の様子。川の中に入って夕涼みを楽しむ参加者ら

「星川チェアリング」の様子。川の中に入って夕涼みを楽しむ参加者ら

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 まちなかの自然を体感するイベント「夕涼み熊谷チェアリング」が7月25日、熊谷市内で行われた。主催は熊谷青年会議所。

中央公園の森林浴チェアリング。竹馬体験も行われた

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 チェアリングとは、持ち運びできる椅子を持って公園や水辺などへ出掛け、屋外で過ごすことを指す造語。「熊谷チェアリング」は、水と緑の豊かな熊谷市内で自然の魅力を感じながらゆっくりくつろぎ、普段は気付かない魅力を体感し、自然に関わる意識を高めてもらおうと、今年3月、熊谷青年会議所の呼び掛けで始まった。近所の公園や川べりで自由な時間に取り組んできたが、「熊谷の魅力を再確認!熊谷の自然を取り入れた暮らしの体験会」として夏のイベントを企画。市街地を流れる星川と市役所横の中央公園の2会場で「熊谷チェアリング」の場を提供した。

 先月市内小中学校へチラシを配布、SNSで告知し、16時・17時・18時と1時間の入れ替え制で参加者を募集。星川は川の中に入り足を浸しながら過ごす「星川チェアリング」、中央公園は木陰で過ごす「森林浴チェアリング」と題して、それぞれアウトドアチェアを用意した。

 チェアリングで自然の癒やしや安らぎを体感しながら地域の自然に関心を持ってもらおうと、体験を通した自然との付き合い方も提案。「Kidsワクワク体験ネイチャーゲーム」としてカモフラージュゲームやフィールドビンゴ、自然でゆるキャラ探し、竹の水鉄砲や竹馬の体験などを用意。自然保護団体と協力して各団体の活動紹介パネルを設置した。当日は子どもから大人まで約100人が参加、参加者からは「熊谷は暑いと思っていたが、夕涼みできた」「この時間なら、熊谷でも涼しいのがわかった」「イベントがあればまた参加したい」との声があった。

 参加者には受付で検温と連絡先の確認、手指の消毒、マスク着用を呼び掛け、入れ替え時はスタッフ総出で消毒、コロナ対策を徹底した。同青年会議所まちづくり実践委員会の坂田孝純委員長は「コロナ禍の中で外出する機会も減っていると思うが、親子で自然を感じてもらい、子どもたちにはキリがないくらい時間いっぱい楽しんでもらえていたと思う。アウトドアチェアを持参して参加した方もいた。今後も取り組みを通して熊谷の魅力ある自然を知ってもらい、市内で活動する自然保護団体や地域の皆さんと地元の自然について考えていければ」と話す。

 「熊谷チェアリングフォトコンテスト」を8月22日まで開催している。期間中に市内でチェアリングの様子を撮り、インスタグラムで「@jci_kumagaya」をフォローして、「#熊チェアフォトコン」のタグを付けて投稿してもらった写真からグランプリを選ぶ。受賞者にはアウトドアグッズを進呈する。

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