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日本初の女性医師「荻野吟子」にちなんだ「吟子のおやつ」販売 熊谷土産に

「吟子のおやつ」。熊谷らしさを出しつつ、妻沼の歴史や農業の魅力も伝える新たな商品として開発

「吟子のおやつ」。熊谷らしさを出しつつ、妻沼の歴史や農業の魅力も伝える新たな商品として開発

 「御菓子司『花扇』」(熊谷市中西、TEL 048-526-0121)が5月13日、日本初の女性医師となった「荻野吟子」にちなんだ商品「吟子のおやつ」の販売を始めた。

「吟子のおやつ」(230円)妻沼茶豆とクルミをアクセントにしたあんを挟んである。現在は実店舗でのみ販売

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 「吟子のおやつ」は、熊谷市妻沼地区特産の山芋を練り込んだ生地を使い、同じく妻沼の在来大豆「妻沼茶豆」を使ったあんを挟んだ焼き菓子。店主の高橋隆さんは「素朴ながら、山芋のもっちりとした食感と茶豆の豊かな風味を楽しめる一品に仕上げた」と紹介する。価格は1個230円。「手土産や観光客向けの土産物としても提案したいと常温で日持ちするよう工夫した」とも。

 パッケージは、柔らかな色合いに花のイラストを合わせたデザインで、荻野吟子の洋装姿とともに「日本初の女医 荻野吟子」の文字を添え、偉人の名と功績を伝える。

 商品開発に当たり、高橋さんは「地域に根差した和菓子店として、地元の偉人と農産物を同時に知ってもらえる菓子を作りたかった」と話す。荻野吟子記念館を訪ねるファンや「まちめぐり」で熊谷・妻沼を訪れる観光客に向けて、「郷土の学びと一緒に持ち帰ってもらえるおやつに」と願う。今後店内にパネル展示やしおりの同封など、ストーリー性を高める仕掛けも検討するという。

 1987(昭和62)年創業の「花扇」は、手間をかけた昔ながらの手作りにこだわり、季節の上生菓子や創作和菓子を販売している。これまで、ラグビータウン熊谷の店として、「青春銘菓ラガーマン」(菓子コンクール受賞作)や「トリプルトライ」などラグビーモチーフの菓子を手がけるほか、埼玉県産小麦や地元熊谷産ブルーベリーを使った土産菓子も開発している。地元企業とのコラボも行い、熊谷ならではの味として発信し続けている。

 高橋さんは「一口食べ、荻野吟子さんがどんな時代を生き、どんな道を切り開いたのかを思い出してもらえたら。まずは地域の人に知ってもらい、いずれは熊谷を代表する定番菓子に育てていきたい」と意気込む。

 営業時間は10時~18時。月曜・火曜定休。

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