WEリーグ第21節が5月10日、熊谷スポーツ文化公園陸上競技場(熊谷市上川上)で行われ、ちふれASエルフェン埼玉はINAC神戸レオネッサに0-1で敗れた。
今季のホーム最終戦となるASエルフェン埼玉は、スタジアム前で防災の体験イベントやスタジアムグルメ、限定グッズ販売、はたらくくるまの展示などを企画。1439人が来場し、家族連れを中心に試合前からにぎわいを見せていた。オープニングショーでは、地元熊谷のチアダンスチーム「Raposa」からメンズチアリーダーが初登場し、スーツ姿のパパメンバーが子どもたちと共にパフォーマンスを披露した。
前節で今季リーグ優勝を決めている神戸を迎えた一戦は、0-0で前半を折り返し、後半に相手にゴールを許し、0-1で試合を終えた。
試合後、樋口靖洋監督は「我慢の展開になることは試合前から想定していた」とし、粘り強く対応できた一方で、90分を戦い切れなかったことへの悔しさを口にした。シーズンを通して「けが人が多い中でも代役や若手がフィットし、チームとしての底上げを感じている」としながら、ホームで勝ち切れない試合が多かった点を今後の課題として挙げた。
ホーム最終戦セレモニーでは、監督、キャプテンのあいさつの後、選手たちが場内を一周しながらサインボールをスタンドに投げ入れた。キャプテンの岸みのり選手は「うまくいかない試合が多く、苦しい時間、悔しい時間が長かった。どんな時も歌い続け、手拍子やタオルを振って背中を押してくれる皆さんに悔しい思いをさせてしまったことが心苦しい」とファン・サポーターへの思いを口にした。けがで一時チームを離れた期間、必死に食らいつく仲間の姿や、負けていても声を嗄らして応援を続けるサポーター、ファミリーの存在の大きさをあらためて感じた。こんな素晴らしいチームが順位表の下に沈んでいていいわけがない」と悔しさをにじませた。
「今シーズンの結果を受けて、これからも変わらず応援してくださいとは言えない。私たちが覚悟と責任を持ったプレーをお見せすることで、皆さんに『応援したい』と思ってもらえるチームになっていきたい」とも。「皆さんの優しさに甘えるだけでなく、自分たちがもっと強い覚悟を持って来シーズンにつなげていきたい。本当に1年間ありがとうございました」とあいさつした。
次節はリーグ最終節となるアウェー戦。マイナビ仙台レディースと対戦する。