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熊谷・蔵利用のイベントスペースでイベント 月待ち講「二十二夜様」に願い掛け

スターティングイベントに集まったメンバー

スターティングイベントに集まったメンバー

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 民家の蔵と倉庫を利用したギャラリーとイベントスペース「二十二夜(nijuni-ya)熊谷の結わえるトコロ」(熊谷市中西)が9月1日、スターティングイベントを開催する。

二十二夜(nijuni-ya)熊谷の結わえるトコロ「スターティングイベント」の案内チラシ 

 店主の青山延子さんと熊谷染継承の会会員で企画運営の熊谷明美さんが「一点物を手作りする作家やアーティストとして活躍する仲間が集まり、作品の展示・販売やコラボイベントなどを通じて『人やモノ、コトとの出会いが楽しくつながるように』」と立ち上げた。店名は敷地内に祭られた神様「二十二夜様」に由来。

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 「二十二夜様」は古くからの民間信仰で月待ち講といい、今も如意輪観音(にょいりんかんのん)が鎮座する。同地域では女性を中心に結婚や出産、子育てなどの節目にもご利益があると伝えられている。毎年旧暦の7月22日には、人々が集まり飲食を共にしながら経などを唱えて月を拝み、幸せを願ったという。青山さんは「小さい頃からお参りしたりお供えしたりしていたが、いわれについて考えたこともなかった。仲間から『女性の人生の節目に縁を授けてくださる神様だなんて私たちにぴったり』と言われ、なるほどと思った」と話す。

 スターティングイベントには自営業女性が中心に集まった。ブラジル音楽と沖縄の歌を披露する「RINDA・MUSIC」のライブステージや小久保幸江さんのオリエンタル和装ショー、地域についての講話、熊谷染や着物リメーク小物をはじめ、骨董(こっとう)、陶器、ガラス、アクセサリーなど一点物の手作り品を販売。オルゴナイトや、自分と向き合う「プチ体験」も用意する。フードブースには町田冴子さんの出張バー、冷やし抹茶とオリジナル和菓子でもてなす「お茶席」のほか、ヨーグルト、ベーグル、焼き鳥、おにぎり、瓶ラムネやアイスも登場する。

 企画の熊谷さんは「子どもも参加できる熊谷染やリトミックのワークショップがある昼間の部と、大人がゆっくり楽しめる夜の部、どちらも飲んで食べて笑って、皆で楽しいひとときを一緒に過ごせたら」と笑顔を見せる。「月が上っている間に二十二夜様へ願い事をするとかなうといわれている。当日は『願い事用紙』を用意するのでお参りしてみては」とも。

 スターティングイベントの開催時間は、昼の部=14時22分~17時15分。夜の部=18時~20時22分。入場無料。