女子サッカー「WEリーグ」第8節、ちふれASエルフェン埼玉がAC長野パルセイロ・レディースに1対0で勝利した。

チームとスタッフ、観客の気持ちが一つになったホーム戦 ©ちふれASエルフェン埼玉

　ちふれASエルフェン埼玉（以下、埼玉）は前半から何度もシュートチャンスを作り攻撃を仕掛けるも惜しい場面が続き、決め切れず折り返す。0-0のまま迎えた後半35分、直前に交代で入ったサリナ・ボールデン選手からのクロスに吉田莉胡選手が合わせて先制。この1点を守り1-0で勝利。待望の今季初勝利をホームで挙げた。

　試合後、半田悦子監督は「チーム一丸となってスタッフも含めて会場の皆さんと共に、この1勝をつかもうという気持ちが一つになった結果だと思う。たくさんの応援本当にありがとうございました」とほっとした表情だった。ゴールを決めた吉田選手は「最後の最後でいいボールが来て流し込むだけだった」と振り返り、「初勝利を絶対取る、とチーム全員が一丸となって戦えた試合だった。毎試合多くのサポーターの方々が応援に来てくれていたが、結果で返すことがなかなかできなくて自分たちもつらかったけどサポーターの方もつらかったと思う。今日勝ったことでファンの方やサポーターの皆さんを喜ばせることができて、それが一番よかった」と話した。「今日勝ったことでチームもよりいい方向に進んでいけると思う。前半戦残り2試合、勝っていい形で後半戦につなげられるように頑張りたい」とも。

　この日の観客数は705人。初勝利に試合終了後も観客席から温かい声援、拍手が送られ続けた。次節は11月13日、NACK5スタジアム大宮で大宮アルディージャVENTUSと対戦。次のホーム戦は11月20日、三菱重工浦和レッズレディースと対戦する。