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熊谷の老舗菓子店「梅林堂」でシャドーボックス展 地域の芸術活動を応援

つやがあり陶器のような美しさの魅力ある作品が並ぶ(梅林堂箱田本店内ギャラリー)

つやがあり陶器のような美しさの魅力ある作品が並ぶ(梅林堂箱田本店内ギャラリー)

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 立体型アート作品「シャドーボックス」の作品展示が現在、熊谷市の「梅林堂箱田本店」(熊谷市箱田、TEL 048-521-4651)で行われている。

「繊細ではっきりとした色づかいが製作する時の楽しみでもあった」という萩原裕子さんの作品「ミュシャの『四季』」

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 「3Dデコパージュ」とも呼ばれる「シャドーボックス」は、17世紀ヨーロッパで流行したハンドクラフト技法の一つとされ、後にアメリカへ伝わり発展した。切り絵を何層も重ねて作り、奥行き、陰影から独特の風合いがある。

 同展示は、久喜市を拠点に開いているシャドーボックス教室「アトリエBlue lris」で講師を務める萩原裕子さんをはじめ、同教室生徒の思いの詰まった個性豊かな作品12点を紹介。それぞれ苦労した点や楽しんで制作したなど作者のコメントが添えられている。

 1864年創業の老舗菓子店「梅林堂」は、2012(平成24)年から「未来ある芸術家を応援したい」と「梅林堂ギャラリー」を企画。シャドーボックスや絵画、書道などを店舗に飾り、若手デザイナーと共に商品のパッケージ作りなども行っている。箱田本店のほか、北本東間店、菖蒲店、東浦和店で地元芸術家などの作品展示を行っている。

 栗原久直常務は「コロナ禍で素晴らしい作品を展示できる場が少ない今、地域の芸術家の方々を少しでも応援しようと展示会を開催している。幻想的な作品の世界を体感してほしい」と話す。「一昨年ラグビーワールドカップ日本大会の開催に合わせて店内に建立した『ラグビー神社』もたくさんのお客さまに参拝いただき10月13日に2回目の秋季例祭を行った。神社と合わせてギャラリーも地域とつながり、皆さんの作品を紹介できる場所として随時展示していきたい」とも。

 開催時間は10時~18時。入場無料。11月30日まで。

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